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「渋谷ザーメン」フォト&レポートだよっ。カメラは万本將孝さんです。

19:10
田渕純さんの魅惑のステージで開演。可憐な少女のようなMCから一転、ドスの効いた低音の歌声でいきなり観衆の度肝を抜いた。面白くて可愛らしいキャラクターで、ミック博士も「うまく売り出したら大スターになるのではないか」と言ってました。
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19:40
トークショー、スタートです。
司会は磯部涼くん。舞台裏では「まったくやる気がない」「眠くなってきた」などネガティブ発言連発でしたが(おれも)、結局このあと朝までお付き合いいただきました。ほんとにありがとうございました。
右は私。冒頭、今朝仕込んだトーク(ブブゼラのくだり)を披露するが会場の冷房は強くなるばかりw
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最初の論客は大阪から来ていただいた小渕世子さん。コナミ、カプコンを経て現在はフリーの作編曲家。代表作は『バイオハザード5』。ミスタードーナツのCMやテレビドラマの音楽などを手がけつつ、宝塚歌劇マニアが集うバー「ノバボサノバ」を経営しつつ、超美メロ・ボコーダー・ユニット「カルボナーラ・シンセサイザー」で華麗かつセクシーなダンスを披露するなどなど、阿波座が世界に誇るスーパー才女です。
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世子さんのテーマは80年代後半アイドル歌謡。実は二年前の忘年会で、世子さんとアイドルにハマっていた時期がまったく同じということが判明し、真弓倫子だの仁藤優子だのアイドル夢工場だの島田奈美だの畠田理恵だの姫乃樹リカだのの話題で盛り上がり、『溺死ジャーナル2010』で、そのへんの原稿を書いていただいたのでした。お互いがリスペクトする伊藤智恵理。
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持参していただいた動画と会場のPCの相性が悪く、一部見れない映像があったのが残念だったが、それでも秋山絵美の強烈なキョンシー・ダンスに爆笑。
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続いて岡村詩野さんを交えて30分。
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音楽ジャーナリストとして長年第一線で活躍されている岡村さんですが、実は今夜が初対面でした。話題は野坂昭如コンサートの原体験によってアイドル観が根底から覆っていたこと、「すべての基準はルー・リード」、山本精一の成熟ぶり、など多岐にわたりました。復活小沢健二の同じコンサートを偶然見ていた磯部くんとその健在ぶりについて分析されていました。ここまでが第一部。
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20:40
第二部は話題のMarkのライブでスタート。今夜は加藤麻季さんに加え、遠藤さんがサポート。
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スカムとかヘタウマという第一印象から途方もない純粋さと激情を突きつけるMark。そのスタンスは、初めてパラダイス・ガラージ(豊田道倫)を見たときの印象に似ている。デビューしたばかりの豊田くんのライブって、みんな笑いに来ていたんだよね。それが徐々に、垣間見える歌詞の情景やアティテュードそのものに心をつかまれて「こいつは本物のポップ・シンガーだ」と認知され、客の態度が変容していったのだ。Markの前触れなく吐き出される大声やキラキラ光る星のオブジェを一瞬で投げ捨てる演出や突然インサートされるハートのアクションなどはポップスとしては異形に違いないし、実際おかしくて、可愛くて、笑ってしまう。しかし、見る人が見ればきちんとわかるのだ。Markこそがポップスの王道を歩むべき存在であり、同時に真のオルタネイティブであるということを。その証拠に、終演後、MarkのCDを買うお客さんがたくさんいたし、すでに「Markを観る為に来た」と言う有名な芸術家の方もいた。それは東京グランギニョルで知られる飴屋法水さんなのだ。びっくり。今夜Markを初めて観たという方が大勢いたことが「渋谷ザーメン」の存在意義だったと思う。ぼくが「Markだけで1800円以上の価値はある」と言った理由、わかってもらえたのではないだろうか。
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by kamekitix | 2010-07-03 21:56 | Diary
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