サマー☆ダイアリー2015パート6

12月10日
足が痛くて会社を二日休み、昨日からようやく出社。大阪出張はキャンセル。松葉杖での移動は全身運動だ。バタフライで泳いでいるような感じで疲れたので、今日は杖を片方だけにする。負傷している足を少し床に着けてしまうが仕方ない。松葉杖二本で歩くと足以外の部分もあちこち負傷してしまいそうなのだ。もし雨に降られたらもうお手上げだろう。松葉杖、めんどくさい。でも自業自得なので仕方ない。夜はアマゾン・プライムで「ゴッドファーザー」「ゴッドファーザー2」。マーロン・ブランドがかっこいい。アル・パチーノの情けない感じはあらゆる二代目社長の悲哀に通じる。救いようのないエンディングだなぁ。若きゴッドファーザーを演じるロバート・デ・ニーロがクール。

12月12日
母の四十九日法要で三重県亀山市の寺へ。暖かくて好天。ほんとうは前日から大阪に行って千里の実家と亀山を往復する予定だったが、足のケガで荷物を運ぶことができないため、その役を姉に代わってもらい、申し訳ない。帰りはJR快速で名古屋まで甥と二人で。来シーズン、ナゴヤドームで中日×DeNA戦を観る約束をして別れる。夜になって、足が痛む。

12月15日
週が明けて会社へ。がんばって二日出社したが、片松葉杖でウロウロしたのが良くなかったのか、足がひどく痛む。ロキソニンを飲むが効かず、夜も痛みで目が覚めてしまう。カンパニー松尾さんに誘っていただいていた14日TOKUZOでのHMJM上映イベント「どついたるねんファッカーズ」も欠席で、申し訳ない。これはほんとうにただの捻挫なのだろうか。

12月16日
前日に予約して、朝から名古屋市南区の総合病院へ。いわゆるセカンド・オピニオン。東海市の個人の整形外科とはオペレーションがずいぶん違う。受付に女の子が三人並んでいて、みんな可愛い。対応してくれた美少女の名札をチェックしてすぐにFacebook検索。今春専門学校を出たばかりだから二十歳か。診察してくれた整形外科の先生も30才ぐらいに見える元気な女性でハキハキと的確にアドバイスしてくれる。前後左右の動きをきちんと固定するサポーターを購入。なによりCTを撮って骨に異常がないことを確認できて安心した。正しくは「左前距腓靭帯損傷」。結局、東海市の町医者が充分に固定してくれなかったから回復が遅れたのではないか。会社は四日間のスケジュールをすべて白紙にして有休。家でずっと「ハマジム・ザ・ワールド」の原稿を書いている。くだらないが、自分では面白くて仕方なくて、書くのが止まらない。

12月26日
会社休みまくり。妻とワインを飲みながらアマゾン・プライムで映画をたくさん見ている。「鑑定士と顔のない依頼人」が面白かった。足はずいぶん良くなって、痛くて眠れないということはなくなったけど、まだサポーターで固定中。最初からだいどうクリニックに行けばよかったなあ。アマゾン・プライムで知ったLotusというバンドが気持ち良くてアルバムをたくさん登録。ポスト・ロックがジャズを目指す過程でエレクトロニカとレゲエの要素が混じったような真のフュージョン。ボアダムズ『ワウツー』、櫛引彩香『恋する運命』、三輪二郎『Ⅲ』、Boris with Merzbow『Rock Dream』、KISSの75年のライブ、『Pillows & Prayers』とか。要するにめっちゃ好きなテイストの中古盤屋を見つけたような気分。アマゾン・プライム廃人になりつつある。読書は平山夢明「独白するユニバーサル横メルカトル」。キンコメ高橋氏が女子高生の制服をたくさん盗んでいたことが発覚し逮捕。キンコメ大好きだし、なんとなくルックスや性向に他人とは思えない親しみを感じていた芸人さんなのでショックだ。今年も偉大な先人たちが鬼籍に入られた。水木しげる、野坂昭如、北の湖、加藤治子、原節子、桂米朝、松谷みよ子、鮎川悦子a.k.aシーナ、宮尾登美子といった偉人たちが母と同じ年に亡くなったことを覚えておこう。来年はもう誰も死なないように。誰もケガや病気をしないように祈る。

12月28日
再び片松葉で出勤。会議をふたつ。定時退勤でタクシーでハポンに向かうがテレビ会議で使ったパソコンを片付けてないことに気づいて同僚にお詫びLINE。それぐらい急いで「つぶろっく」へ。18:30に到着。DJ担当だが今夜はほんと何も考えずiTunesの中にあるものをVirtual DJ8で流すばかり。出演バンドがどれも面白くて最前列で堪能。THE PYRAMIDが一瞬で1970年に吹き飛ばされるようなプログレぶりで最高にかっこよかった。かつてどこかで観ているはずだが忘れている。ホームページを拝見すると金山のブラジルコーヒーの人なのだな。最後に登場したわたなべよしくにも凄く良かった。女の子みたいなハイトーンでギター弾き語り。歌いたいという気持ちが溢れ出していて、神々しいほどに美しい。ライブとは純粋な情熱を目の当たりにすることだ、と思う。磯部さんと名鉄特急で帰宅。リュック持ってくれたり、特急の指定券買ってくれたり、ほんとに優しくてありがたい。安田謙一さんの『神戸、書いてどうなるのか』を読了するのがもったいなくて2ページずつゆっくり読んでいる。おれはまだまだ名古屋を知らない。いつか安田さんみたいに名古屋について書けるといいな。

12月29日
昼の新幹線で東京へ。ホテルメッツ渋谷にチェックインして休憩。片松葉で渋谷の雑踏に突入。工事してて歩道橋の昇降がけっこうキツい。でもみんな道を空けてくれるから杖は良いね。道玄坂下の喫茶店で仁田さんと待ち合わせ。いろんな近況を聞いて、廣川さんと三人でクアトロへ。豊田道倫のライブ。エレベーターでいきなりJAN相見さんに会う。受付でHEADZ荻原さん。このブログの空間現代の記述について詫びる。いつかきちんと空間現代のライブを観たい。今夜は久しぶりの方たちにたくさん会えて嬉しい。タートル今田さんとは6年前の「春一番」以来。開演時にはかなり盛況。あとで荻原さんに聞くと半数近いファンが新譜を買って帰ったらしく大成功。西光祐輔が仕切る撮影エリアに入れてもらって皇族みたいなポジションに座って観覧。松葉杖効果である。一曲目「悪い夏」で久下さんのドラムがいきなり暴走したが、そこはもう海千山千の猛者が集うキチガイ集団mtvBAND。荒業連発のめくるめく轟音ポップ。名古屋の真弓さんが仕込んだ照明オペレーションも文字通り激熱。弾き語りパートで久々に聴いた「町の男」の情景と美メロに感服。3時間に及ぶ素晴らしいコンサートだった。単純にこれだけの数のメロディを紡ぎ、20年歌い続けてきたという実績に興奮する。それを求めて若い客が増えていることも喜ばしい。隣のビルの居酒屋で打ち上げ。途中でMARKが来たものの、それ以外は見事に男性ばかり。大橋仁のキュートな毒舌と、宇波さんが意外なものにハマっている話が面白かった。また大阪でゆっくりお話ししたい。3時過ぎに店を出ると地下へ続く階段の、死角とは言えない踊り場に若いカップルがいて、女の子がスカートをまくりあげている。どうやらパンティを穿き直しているようだ。びっくりして目をそらすと、臆せず見続けていたヨシノビズムが「松本さん!ベロチューしてる!」と教えてくれる。再び上から覗くと、どうやら情事の後のキスのようで、そのあと立ち上がって去った。あと10分早く店を出ていたらファック真っ最中を目撃したかもしれない。サイボーグの渋谷、冬。

12月30日
メッツをチェックアウトして銀座線で浅草へ。どら焼きの「亀十」の行列が凄くて昨夜のクアトロより混雑している。10月に死んだ母親が浅草生まれで生前よく「私が死んだら言問橋から隅田川に骨を撒いとくれ」と言っていたので、それをしに来た。母親は昭和3年生まれ。東京大空襲で隅田川の水面が死体で埋め尽くされた光景を見ている。風も弱く、年末と思えないほどの陽気で快晴。散骨日和。約束どおり橋の上から美しい川面に砕いた遺骨を撒く。おれは親不孝な息子だったが今日は少しだけ格好をつけさせてもらったぜ。帯同して写真を撮ってくれた西光祐輔と仲見世デート。妻へのお土産に「木村家」の人形焼と「助六」で木彫りの鶴亀を買う。西光くんが連れて行ってくれた洋食の老舗「ヨシカミ」のオムライスが旨かった。今度はコロッケとかシチューとか食べたい。「ぱいち」も行きたい。浅草、また平日にふらっと来よう。浅草線で品川へ。17時の新幹線で名古屋へ戻った。
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by kamekitix | 2015-12-31 23:59 | Diary
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