カテゴリ:Diary( 155 )

12月26日は27年前に死んだ父親の誕生日だった。生きてたら90才。命日も12月。北へ還る12月の旅人やなー。シベリア抑留されてたらしいし。


7月に解散したBiSというグループについてはルックスや楽曲、伝え聞く関連情報のすべてに嫌悪を感じていたのですが、週プレの付録DVDを観て、2月に公開される『劇場版BiSキャノンボール』は絶対観ようと思いました。


電車の中で小さいお子さんの写真をキーホルダーにして鞄に付けてるサラリーマン風のおじさんがいて正直気持ち悪かったのだが、去年死んだ飼い猫の写真でほぼ日手帳をデコってるわしも相当気持ち悪いな。
c0086766_1331150.jpg



ウィキペディアの上部に時々出る「閲覧者全員が700円寄付したらこの募金活動は一時間で終わります」というフレーズに訴求力を感じない。それどころか気持ちが反発して「絶対寄付なんかしない。ずーっと募金してろ」と思ってしまい、逆効果だ。


みーくんのツイートみて「大橋仁炎上」を知る。「炎上」って言葉、きっと数年後には死語なんだろうな。あと「スマホ」も近年のうちにかっこいい新しい呼称に取って替わるんだろうな。そんなことを思いました。


大橋くんにはいろいろ教えてあげたのに事務所にUSENつけてくれなかったからぼくの心証は悪いです。


前にも一度書いたかもしれないけど、橋本環奈という美少女が話題になっていて、確かに実に可憐で愛くるしく、「40年に一人の美少女」と呼びたい。岡田奈々以来の天使。


金山駅にいると「四時間に一人の美少女」って感じの女の子をときどき見かける。


アスナル金山の駐輪場のおじさんはいつも「無断利用はないか」「ステッカーの期限切れてないか」と自転車をチェックして歩いてるんだけど、ときどき通路を塞いでることがあって、チリリンと鳴らすとめちゃくちゃビックリして振り返って「こんな所を自転車が通るなんて」みたいな顔するのやめてほしい。


タクシーに乗ると運転手さんのキャラクターにパターンがあって、不愛想で感じ悪い人→無口だけど丁寧な人→無口だけど丁寧な人→愛想がよくてめちゃくちゃ話す人→不愛想で感じ悪い人というサイクルで乗ってる気がする。


ライブ納めはシスターポール@ハックフィン。Wアンコールの「心に火をつけて」に感動。お二人とお話しできてよかった。来年も必ず見に行きますシスターポール。東海地区でしか売ってない『ナゴヤアイドルパーフェクトブック』をプレゼント。オカザえもんがシスターポールを紹介してる!
c0086766_13312979.jpg



いやーびっくりしたなー大島優子卒業宣言!あまちゃん推しがけっこうキツかったなー。でもやっぱあゆで始まりサブちゃんで締める紅白最高!


「五木ひろしのコンサートに確実に差し入れを贈れるサービス」を提供する会社に勤めているぼく。熱心な五木ファンのおじさんと電話で会話してる最中にそのコンサートが中止になったという連絡が入ってしまい、おじさんが怒りださないように丁寧に事情説明とお詫びをする。という初夢でした。


今年もよろしくお願いいたします。


テレビはひとりで見たいのにワイプの中の芸人が「一緒に見てる感じ」を醸しだしてて嫌だなー。


Grouper - Lighthouse



比嘉梨乃さんがんばってます!!!
[フル]1500万再生 泣き失恋歌シリーズ!ソナポケ「戻らないラブストーリー。」 MV


バイバイ
[PR]
by kamekitix | 2015-01-03 13:36 | Diary
11月22日ごろから咳が出て市販の咳止めシロップなど飲んでいたのですが回復せず、29日に内科を受診。錠剤やシロップ、絆創膏など咳止めに関するドラッグを一式処方してもらって使用したものの一向に治まらず。12月5日には耳鼻咽喉科を受診。7日から「夜になると咳が止まらない」という症状が続いて睡眠不足。9日にダウンして有休もらって通院して薬を変えてもらったり奥さんが研究の末に編み出した「大根おろしにハチミツを混ぜたものを飲む」「脊椎のツボに強烈な温湿布を貼る」「ベッドに斜面を作って少し身体を曲げて眠る」などの工夫を重ね、12月11日にようやく発作的な咳が鎮静化したよ、長かった。

「今年の風邪はしつこい」というセリフは市井の常套句であり「今年の風邪は比較的あっさり治ります」などという言葉は聞いたことがないけれども、今年の風邪はしつこいマジで。

みなさまご自愛ください。

12月10日は大阪に出張していたのだがホテルでもきっかり1:30から3:00まで100回ぐらい咳が出て苦しかった。

大阪へは内定学生のみなさんの研修と懇親会に行ったのですが、楽しかった。

このブログで恒例の「bestdiscs」をアップしたところ、思いがけず「毎年楽しみにしている」というツイートをいくつか拝見して光栄でした。ありがとうございます。

「松本亀吉」をライターとして興味をもって認識してくださっている方が世界に70人ぐらいいると思っていたのですが、もしかしたらもう少し多くて110人ぐらいいらっしゃるのかもしれません。副業ライターを辞して3年ほどになりますが(Wikipediaに余計なこと書いたやつ誰や)、引き続きこのブログで愚かな自己顕示欲を、Twitterなどでの反応を拝見して薄汚い承認欲求を満たしていきたいと思います。引き続きおつきあいください。

みなさんほんとにありがとうございます。

とか書いてたら、カンパニー松尾監督から連絡あり、急遽12月24日にトークショー(笑)が!

---
名古屋凱旋上映! アラウンド・ザ・テレクラキャノンボール
〜テレキャノから始まる裸のドキュメント傑作選2014 in NAGOYA~


12月24日(水)
OPEN 18:30
START 19:00
¥1500(入場時別途1Drink代500円が必要となります)

会場
spazio rita
愛知県名古屋市中区栄5-26-39 GS栄ビル B-1

上映作品(監督:カンパニー松尾)
19:00~『UNDERCOVER JAPAN 第二部 さよなら東京 上映版』
20:30~『豊田道倫 映像集3無題』

急遽決定!上映後トークショー(笑)
亀谷宏司(刈谷日劇マネージャー)
松本亀吉
---

もう「クリスマスイブ」とか言うトシでもないだろ、おまえら、観に来いよ。

c0086766_1438656.jpg


---
イベント終了しました。
お越しくださったみなさんありがとうございました。
「かめかめトーク」たいへん楽しかったです。
またしゃべりすぎた。
亀谷さんおもしろい。正式にかめかめユニットを結成したいと思います。
c0086766_10545047.jpg

photo:山口雅さん(アメカル番外地)
[PR]
by kamekitix | 2014-12-16 23:17 | Diary
フランスのミュージシャン・Stephane Laporteさんのユニット、Domotic。
2002年にリリースされたファースト・アルバムがこの『Bye Bye』です。
点描画のような電子音が美しい色彩をもって煌めくロマンティックな名盤です。
c0086766_0264134.jpg

『Bye Bye』は会社の光田くんという後輩に借りたのです。
光田くんは自分より3つ下で、フェスに行きまくるアクティブなロック・ファンであり、リュックの中に常時CDを10枚以上入れてポータブル・プレイヤーで取っかえひっかえ聴いてないと落ち着かないという音楽ジャンキーです。
クラフトワークの大阪公演の会場で偶然会って「テクノ好きなんや」と意気投合して、いろいろCDを貸してくれるようになりました。

エレクトロニカに疎いぼくに、光田くんがまず「これ聴いてないとマズイっすよ」と言って貸してくれたのが、DomoticとPitaとFenneszでした。
ぼくはMEGOというレーベルさえ知らない状態でしたので、これらの音源に大いに興奮しました。

とくにFennesz『Endless Summer』の美しさには正しく度肝を抜かれたのですが、それはまた日を改めて。今回はDomoticです。



全曲インストでボーカルは入っていません。

また通常のポップスとは構造を異にしており、AメロBメロサビ、みたいなフォーマットはありません。

ひたすらキラキラした音が明滅する星の光のように煌めいています。

このクオリティは、アンビエントの最高傑作と賞されるブライアン・イーノ『アポロ』の無重力感にも肉迫していると思います。

オブスキュアで難解な音楽に堕することなく、オルガンのロングトーンがコードを展開する上でシンセが主旋律を奏でるような、メロディアスな面も兼ね備えています。

グリッチ、ブリープといった90年代以降の電子音楽のエッセンスを可愛いバスドラに乗せるリズミックなトラックは、まったくフロア志向ではありませんが、心地好いビートを刻んでいます。

アナログ・レコードの質感を醸すプチプチ・ノイズに漂うようなサンプリング・ピアノのループや深いディレーの効いた打楽器が遠くに響くブリコラージュも、実にドリーミー。安眠を誘います。

ぼくは個人的にこの『Bye Bye』とレイ・ハラカミさんの『red curb』(2001年)が叙情派エレクトロニカの双璧だと思っています。

また、これほどまでに音像を如実に表したジャケットはないのではないか、というぐらいアートワークも美しいアルバムです。

バイバイ
[PR]
by kamekitix | 2014-12-02 23:25 | Diary
10/23

セントレアで「鈴波」の鰆定食(とてもおいしい)を食べてから飛行機に乗り込んで二時間。
那覇はたぶん17年ぶり。
前に来たときはゆいレールなんていう乗り物はなかった。
夕方に着いた県庁前の駅で誰かが落とした水筒がコロコロ足下まで転がってきて拾いあげるとキラキラした瞳の地元の女子高生が「ありがとうございます」とあたりまえのことを言ってくれるという幸先の良いアクシデント。
ロコアナハという瀟洒なホテルにチェックインしてからライブハウス「Output」へ。
店長の上江洲さんはかつて下北沢シェルターに勤めていて那覇へUターン就職した人。
彼は「シェルターでの最後にパラダイス・ガラージを見たい」とブッキングし、私は、久下惠生、宇波拓、池永正二とともに豊田道倫に召集されてステージに上がった。
上江洲さんとはそのとき以来の再会で、ちょうど二年ぶり。
セッティングまで少し時間があったので、上江洲さんに訊いて近くの食堂「三笠」へ。
ちゃんぽんを初めて食べた。
沖縄のちゃんぽんは本州でいうと野菜炒め豚丼の卵とじって感じ。うまい。
Outputに戻ってイベント開始。
何のイベントかというと、西原伸也のトークショー!「ぼくらのお目かけ女の子100」の第二回です。
第一回は去年の年末に阿佐ヶ谷ロフトAでやりましたね。とても楽しかったですね。
今回も西原さん、トーニャハーディングさんと三人でおすすめ女の子を百人セレクトし、プレゼンテーションしていくという内容。
今回のゲストは沖縄でモデルやMCとして活躍している川満彩杏(かわみつ・あい)さんで、川満さんも3人の女子をレコメンしてくれた。
四時間のイベントは波乱万丈で、話の流れで大森靖子さんに電話、トーク中に二階堂ふみさんから西原さんに着信、トーニャさんにはお母さんから緊急かつ不穏な電話、などハプニング連発。
内容はお越しくださった沖縄のみなさんと共有の秘密で。
ただ、限りなく近似する内容のイベントが年明けに東京で行われるかもしれません。
居酒屋で短い打ち上げ。
「川満さんのこれから」というテーマで語り合う。
西原さんもトーニャさんも上江洲さんも猛烈にハイ・テンションだが、基本的に自分のことしか話さない人たちなので、あまり建設的な意見交換にはならない。
川満さんに「何をしたいですか」と訊くと「ゲームがしたいです」とまるで「今夜帰宅してからしたいこと」みたいな回答で脱力。
乃木坂でいうと生田似の美女で、頭の回転が速く、トークも巧い。
コスプレやアニソンなどのトレンドにもリンクしていて売れる要素たっぷりの川満さんなので、頑張ってほしいです。
海ぶどう、美味しい。
c0086766_1905245.jpg



10/24

沖縄二日目。
ロコアナハは朝食が美味しいことで有名らしく、7時きっかりにレストランへ。
海ぶどう美味しい。
修学旅行生で混雑する前に、午前の国際通りを往復。
牧志公設市場も久しぶりです。
レンタカーを借りに行って、会社の先輩がおすすめしてくれた豊見城の「海洋食堂」でランチ。
ちゃんぽんを食べるのは二回目。
沖縄のちゃんぽんは本州でいうと野菜炒め豚丼の卵とじって感じ。うまい。しかし、多い。
ここから怒涛の観光ドライブ開始。
運転は「テレクラキャノンボール」に出ても上位入賞するのではないかと思われる健脚ドライバーである、わしの妻です。
備瀬のフクギ並木から今帰仁城址、古宇利島といった本部半島を攻めたあと、今夜から四泊するムーンビーチへ。
会社の保養所で、ここも17年ぶりだがきれいに改装されていて嬉しい。
夜には石川方面へ買い出しドライブ。
5人泊まれる大きな部屋なので、奥さんとゆったり眠る。

c0086766_199415.jpg

c0086766_1915969.jpg

c0086766_1921554.jpg

c0086766_1924165.jpg

c0086766_193188.jpg



10/25

沖縄三日目。
朝から爆走ドライブ。昨日よりさらに北を目指す。
海の色がどんどんワイルドに、路肩の景色も粗暴な色を濃くしていく。
本島最北端にある大石林山という熱帯カルスト地形を保存したトレッキングコースへ。
マイクロバスで10分程度ありえないほどシェイクされて、そこから珍しい地形の石を眺めながら山を登った。
「2億年前の地球にようこそ」みたいなキャッチフレーズで全体的に雑な感じだったので期待してなかったのだが、そこのカフェのランチが美味しくて、大石林山のことを見直した。
道の駅にいくつか立ち寄って、夕方ムーンビーチに戻り、プライベートビーチで読書(なぜか西村賢太)。
セルフタイマーでジャンプする写真を撮ろうとしている若いOLみたいなかわいい水着の三人組がいて、ぜんぜん撮れてないっぽいので「あんたたち見てられない」と言って撮ってあげた。
めっちゃきれいなジャンプ写真撮れたからきっとFacebookにアップされてるぞ、誰か知らんけど。
夜は奥さんと近くを散策。
二人で旅行するのは6年前のバリ島以来。
楽しそうで良かった。

c0086766_1932140.jpg



10/26

沖縄四日目。
朝はビーチでゆっくり過ごそうと思ったら「生まれて初めて海を見た」みたいな勢いで高校生の大群が叫びながらやって来たので慌てて退避。
あとで観光バスを見たら「千葉県立土気高校」の修学旅行だったようだ。
沖縄で変わった地名をたくさん見ているが、土気も相当だな。
今日は南東へドライブ。
平安座島へ向かう海中道路を堪能したあと、中城村の「CD屋」というCD屋さんへ。
店主の伊佐さんは豊田道倫のファンでよく大阪へライブを観に来られているナイスガイ。
西成の「友園」で豊田に紹介してもらって以来の友人。
沖縄に行けたら必ず寄ろうと思っていた店で、dip、久下惠生、二名敦子、TICAのCDを買う。
おまけに伊佐さん秘蔵のオリジナル・コンピレーション三枚とお土産をいただいた上、「近くにおいしいおそば屋さんないですか」という質問に丁寧な地図付きで答えていただきありがとうございます。
「ちょーでーぐぁ」という店は地元のみなさんで大盛況。
ソーキそばとジューシーという炊き込みごはん。どちらも旨い。
普天間やコザを通ってムーンビーチに戻る途中で、奥さんがまさかの「そば屋ハシゴ」を提案。
恩納まで行って「なかむらそば」でアオサーそば。これも旨い。
夜はムーンビーチ近くの居酒屋「ちぬまん」。
島らっきょを塩漬けと天ぷらで。
海ぶどうも美味しいです。
読谷村のマックスバリュとツタヤへ深夜ドライブ。
とにかくたくさん食べた日。

c0086766_1922246.jpg

c0086766_1933581.jpg

c0086766_1934282.jpg

c0086766_1934755.jpg

c0086766_1935433.jpg

c0086766_1935941.jpg



10/27

五日目。
昨夜の島らっきょのせいで口や胃が臭い。
午前中は近くにある恩納の道の駅へ。
わが妻が地元の人みたいに「スターフルーツは午後に入荷するのか」などと店員さんに話していて頼もしい。
レジにいた可愛い店員さんの名札は「糸洲」さん。
道の駅は名護の許田が有名らしいのだが、許田よりも恩納のほうが断然素敵だと思った。
沖縄そばのソース焼きそばを食べる。
妻はあちこち寄るたびにたくさんお土産を買っており、どうもスーツケースの収容量を超えているように見えるのだが、明日の搭乗時どうするつもりだろうか。
昼過ぎにムーンビーチに戻って今回の滞在で初めて海に入る。
平日ということもあってかビーチには誰もいない!
それでも浮輪を借りて一人で海へ。
監視台に2名、売店に3名スタッフがいるが、今日のビーチ利用客はおれだけのようだ。
胴に浮輪を通して海面に二時間浮かぶ。
旅はぜんぜん好きではないのだが、浮輪でぼんやり海に浮かぶのは好きだ。
天気がよければ何時間でも浮かんでいたい。
しかし、風が強く寒くなってきたので、部屋に帰りました。
昨日まで30度近くて真夏のようだったのだが、今日から秋になったようです。
夜は部屋で恩納で買った様々な惣菜を食べながらオリオンビールなど。
その後、再び読谷村のマックスバリュとビレバンへ。
お土産に海ぶどうを買おうとするがマックスバリュの店員さんに「地元の人は海ぶどうを食べない」と断言されて爆笑。
近くのスーパー、サンエーにはちゃんと生の海ぶどうがあったもんね。
c0086766_15105066.jpg

c0086766_1945677.jpg



10/27

六日目。
ラジオを聴きながらレンタカーを返しに那覇へ戻る。
平日朝の市街地はけっこう渋滞なんですね。
沖縄のレンタカーは「スカイレンタカー」さんがおすすめ。
安い割に丁寧で空港までのお見送りバスも快適でした。
空港で島豚煮込みカレー。
無事にセントレアに到着し、再び「鈴波」で今度は銀鱈定食。
「鈴波」旨い。
沖縄5泊6日の旅なのに鈴波を二度食べるとは。

バイバイ
[PR]
by kamekitix | 2014-10-28 19:23 | Diary
会社の飲み会でいちばん偉い人が「松本さんは純粋な変態だから」と言って同席者がみんな黙ってうなずいたのを見て「良い会社に就職したなあ」と思う、入社24年目の秋です。



本社に池山さんという先輩がいる。

別の部署なので、一緒に仕事をしたことはない。

エレベーターで一緒になったら挨拶する程度の関係だ。

昔は営業部長をしていたのだが今は降格になって営業サポートの内務をしている。

背が高くて、寡黙なおじさんだ。

おれは本社にいるとき自転車で通勤していたのだが、毎朝だいたい表参道の交差点超えたあたりを歩いてる池山さんを追い越した。

いつも真っ白いワイシャツを着て、姿勢良く歩いていて、かっこいい。

ある日、おれは社会保険の書類を見ていて、池山さんの奥さんが数年前に亡くなられていることを知った。

それ以来、池山さんが出勤する後ろ姿を見るたびに「おれは自分の奥さんを失っても、あんなに背筋を伸ばして歩けるだろうか」と思った。



朝、奥さんがキッチンに置いたミントの枝が根を出していることを嬉しそうに話してくれる。

自家栽培したミントを擦りおろしてシロップを作るのを楽しみにしているのだ。

「根っこ」の発音が名古屋訛りで「根」にアクセントがあるので「ミントの枝に猫がついたよ」と聞こえて何度も聞き直した。

可愛い。

何年経ってもこの人ほんと可愛いなー。

おれはこの幸せを守るために生きているのだと思う。



バイバイ
[PR]
by kamekitix | 2014-10-15 00:13 | Diary
わたし47才会社員なので人間ドックをもう12年連続受診していることになる。

大阪、名古屋、東京と複数の医療機関で受けてきたのだが、ここ数年恒例になっている名古屋市昭和区にある健診センターへ今年も行ってきたので克明にレポートしよう。

もし、まだ人間ドックを受けたことがないという若い読者の方がいらっしゃればぜひ参考にしていただきたい。そう思います。



人間ドックの朝は早い。8時集合である。

前日までに二本の容器に大便の採取を済ませ(大便の採取方法についても、その手際を詳しく語りたいのだが今回は割愛する)、問診票の項目を漏れなく記入をしておくことが肝要である。

記入漏れがあると受付で突き返されてロスタイムが生じ、後から来た人に順番を抜かされるという屈辱を味わうことになる。

ちなみにこのセンターは、8時集合と言いつつ実は7時半には開場されていて、来た人が順番に名前を書いて待つ(ファミレス式)。

ちなみに今回、私は7:45に入って四番目だった。



首尾よく受付を済ませると、ロッカーの鍵を渡されて「着替えてこい」ということを言われる。

座敷みたいなロッカー部屋で、用意されている薄い生地のトレーナーに着替えて、受付に戻ると、今度は紙コップを渡されて「そこのトイレで小便を取ってこい」ということを言われる。

そう。小便をするのだ。だから、健診センターに入る前に駅のトイレでおしっこをしてはいけません。

トイレの小窓におしっこ入りカップを置いて、また受付に戻ると、書類を渡され「これを持って右へ歩いてゆけ」ということを言われる。

ここからが本格的なツアーの始まりだ。

これまで私の眼前に現れていたのは、オフィスレディ風の制服を着た若い美女たちだったが、ここからは白衣をまとった人々が対応してくれる。



まず採血コーナー。ナース姿の若い女性が抜いてくれる。



続いて身長体重、血圧、聴力、視力、眼圧、肺活量と測定が一気に進められる。

早い時間帯なのでスタッフのみなさんも「こいつら早めに処理していかんと後がつかえるからな」という感じで猛スピードで各測定が施される。

「役所でたらい回しにされる」などという言葉があるが、人間ドック前半戦ほど社会人があからさまにたらい回しにされる機会はない。

ダサいデザインの薄手のトレーナーを着たおとな達が見事にたらい回しにされている。

ただ、これは正しいたらい回しの舞台であり、受診者は快くスピーディーに回されるべきだ。

「これではたらい回しではないか!」などと怒る人はひとりもいない。



去年、聴力検査のコーナーでパニック発作をおこしかけた。

「小さな密室に入ってヘッドフォンをつけて音が聞こえたらボタンを押す」というやつだが「その部屋に入ってしまうと内側から開けることができないのでは」という強迫観念があって、今回も少し憂鬱だったのだが、よく見ると、いやよく見なくっても思い切り密室のドアの内側に普通にドアノブが付いていて、その気になればいくらでも出れることがわかった。

ぜんぜん怖くない。

この一年、おれは何に怯えていたのだろうか。



肺活量の測定は、受診者のMAX値を引きだすためにスタッフの女性がとても頑張っておられる。

芝居がかった大声で「吸って吸って吸ってー!もっと吸って!もっともっともっと!」「思いっきり吐いてー!まだまだまだー!もーっともっともっと、もっとー!」などと煽ってくれる。

穏便かつ密やかに粛々と進められる他のコーナーと比して、この全館に響き渡るような喧噪は異質だが、彼女のテンションが受診者のモチベーションと肺活量値に大きく影響するのだ。

毎年思うのだが、この肺活量測定を担当するスタッフの技量を競う全国大会はないのだろうか。

あったら見てみたい気もする。



続いて、エコーと呼ばれる超音波カメラによる腹部の撮影。

これが私個人的に最大の難関である。

毎回、胆嚢にポリープが見つかるという事態も一因だが、それ以前に、笑ってしまうのだ。

腹部の皮膚全体に温かいゼリーを塗られ、ローラーが付いてると思われるバーコードリーダーみたいな器具でグリッグリグリグリやられる。

わたくしは生まれつき、おなかを触られるのが苦手で、もう、すぐに笑っちゃうの。感じやすいんだ。

かつてフェラチオの最中に脇腹を触られて身をよじって爆笑してしまい、女の子の顎に膝蹴りを入れてしまったことがあるぐらい、おなか敏感なの。

そんでまたこの施設のエコー担当の先生が無表情な若禿のお兄さんで、とても淡泊なトーンで「息を吸って。止めて。楽にして」とか繰り返すのが、もうおかしくておかしくて(笑)。

人のおなかをありえないぐらいグリグリしといてそのクールネスはなんなの(爆笑)。

しかも、は、は、ハゲとる(爆笑)。

もう、すべてがおかしくってたまらないのですが、若干足をバタバタしたりして、なんとか笑いを堪えた。

胆嚢ポリープが悪化していないことを祈る。



心電図の担当は少し年上のお姉さん。

このお姉さんもプロフェッショナルだ。

心電図と、この後の胃部レントゲンの準備である注射担当を兼務している。

全員に「きれいな写真を撮るために~、一時的に胃の動きを抑える~、筋肉注射~♪」と歌うように言いながら注射をしている。

これ毎日やってるんだから大変な仕事だ。

心電図は寝てるだけなので楽。



胸部レントゲンの担当はクールな美女。

小柄で、髪は茶色のボブ。やけに艶っぽい雰囲気を醸しだす。

「誘ってるのか」と思わせる色っぽい目つきで、いわゆる男好きのするタイプである。

しかし、胸部レントゲンは15秒ぐらいで終わるので、束の間のエロスだ。



さて、最後の演目は、胃のレントゲン。

バリウム飲むやつ。

バリウム飲んで12年。

だんだん慣れてきたものの、やはり嫌なものである。

しかし、年々改良されているのか、以前に比べるとずいぶん飲みやすくなったなあ。

味もなんだかヨーグルトっぽい感じがして、ぜんぜん飲める。

数年前まで「まじでセメント」って感じだったけど、だいぶサラサラ感が増した。

バリウムを飲む前に胃を膨らませるための発泡剤を飲む。

これが苦手だと言う人が多いですよねー。

これを克服するのは難しいのだが、私がアドバイスするとすれば、とにかくスピードを重視してほしい。

猛烈に発泡する顆粒と水を手渡されるのだが、顆粒をなるべく喉の奥に一気に放り込み、一秒も置かず、ほぼ同時に水を飲み、鼻をつまんで息を止める。

ゲップしちゃうと何度でもやり直しさせられるらしいのだが、わたしはまだやり直しさせられたことはない。

バリウムが苦手な人にもちょっとしたコツを伝授しておきたい。

バリウムがきついのは「はーい、それでは一気に飲んでくらさーい」って言われるときなんですね。

でも、実はその前に「まずひとくち飲んでくらさい」って言われる瞬間があるので、そこがチャンス。

ひとくちと言われつつ、けっこうたくさん飲んでしまうのがコツです。

「わいのひとくちはこんなもんやでザパー」みたいな勢いで、意外とたくさん飲んじゃう。

そしたら次に「はーい、それでは(残ってるの全部)一気に飲んでくららーい」って言われたときにちょっとしか残ってないので楽です以上。



バリウムは進化しているが、レントゲン撮影手法自体は旧態依然である。

今回の胃レントゲン担当者がまた秀逸なキャラクターの方で、昔の時代劇に出てくるぬぼーっとした役者さんみたいなルックスに蛭子能収さんのテイストが入ったような実に気の良さそうなおじさんだった。

別室に籠った蛭子さんが台を操作しつつマイクで指示を与えるので、そのとおりに動く。

まず台を水平にされて「右から三回転しろ」ということを言われる。

胃の内壁にバリウムを万遍なく行き渡らせるためであろう。

これがけっこう大変。

水平になった板の上でいきなり三回転。めっちゃバタバタします。童心に帰ります。

あとはもう蛭子さんの独壇場。

「少し右腰をあげろ、いや、ちょっと戻せ」だの「手すりをしっかり持て」と言って台を激しく回転し、ほとんど逆さまになった状態で「膝を使って腰を上げろ」とか無茶なことばかり言う。

5分間ぐらいボアダムズでいうところの「あらゆるアホな体位」を演じたあと、正面立位に戻され、最後は「おなか押しますよー」と言って、バーを起動させ、腹を数回かなり強く押してくる。

微妙に位置をずらして攻撃してくる。

再三申しますが、わたしはおなかが敏感で、ここでも爆笑しそうになって、手をバタバタすると蛭子さんがマイクで「痛いですかー、痛かったら右手をあげてください」と言う。

痛くはないので「大丈夫です」とつぶやいて指でOKサインを出した。

おなか敏感なの困る。



最後に医師による簡単な診察があり、聴診器を当てられたり、首を触られたりする。

ここでもおなかを触られたので今度こそ「おなか苦手なんすよふはははは」と笑うと、おじいさん先生も「じゃあやめときましょう」と笑ってくれて、腹部触診は免除となった。



ということで、90分ほどで全行程を終了し、OL風の受付嬢にロッカーの鍵を返して、センターを出る。



吹上駅へ向かう途中の喫茶店でモーニングを食べる。

これも年に一度の恒例行事である。

「シシリアン」という喫茶店で、スパゲティが有名な老舗のようなのですが、いつも朝10時にしか来ないのでスパゲティを食べたことはありません。



バイバイ
[PR]
by kamekitix | 2014-09-25 22:14 | Diary
おれの就活についてなのですけれども、1989年の夏まで「なんらかの教員になる気がする(父親も教師だったし)」などとぼんやり想像する程度だったのだが、秋にふと思い立って説明会とやらに出向いた会社で首尾よく内定をもらい、翌90年春からサラリーマンになった。

高校まで真面目に生きてきた反動で遅まきながら大学生になってから不良を始めた私は、とても毎朝決められた時間に出社したり、会社の上司の指示に従順になったりできないだろうなーと思っていたのだが、簡単に慣れてしまった。

「すごく面白い会社のいちばん楽な部署に配属された」という幸運に因るところが大きかった。

5年間、大阪の本社で大いに遊び、いや修行し、95年5月に突然名古屋への転勤を命じられた。
名古屋でも大いに遊、いや働いたのだが、その話はまたいつか。

実は赴任するまで名古屋の地に足を踏み入れたことが一度もなかった。
「遊びに行きたい」と思っていたところに転勤のオファーがあったので嬉しかった。

名古屋のイメージは割礼とエコエコサイクルズと『中学生日記』。
それから、ガラス玉という名前のバンドのライブを大阪で観ていた。
「名古屋 ガラス玉 バンド」で検索したらJOJO広重さんのブログがヒット。
広重さんも同じライブを観ていたんだなー。

エコエコサイクルズはネオアコ系だったが、割礼やガラス玉はドロドロにサイケデリックで、名古屋の印象を偏ったものにさせていた。

この時期の割礼、大阪ツアーのときは必ず観てた。


ドラムスが止まってしまいそうなほど緩慢なリズム。
SWANSよりも遅いけど、ヘヴィネスを追求しているわけではない。
音像としては裸のラリーズに似ているのかもしれないが、スピリチュアルなアウフヘーベンなどとは無縁だ。

 電話の悪魔と
 バトンガールだったきみ
 夜に弱いきみだから
 遊びは終わったよね
 退屈だったんだよ
 歌なんかうたってさ

 (「電話の悪魔」)

ギター・ボーカルのフロントマン、宍戸幸司さんは長身痩躯の美青年で、歌詞にはだいたい女の子が出てくる。
「ごめんね女の子」というそのまんまのタイトルの名曲もある。

この時期の私は(今もだけど)、「女の子」が大好きだったので、宍戸さんのスタンスに激しく共鳴。
ゆっくりとしたビートの長い曲の終盤で繰り出されるヒリヒリ焼け付く真夏のオレンジ色の陽光みたいなギターソロに、彼が描き出す女の子の姿を重ね合わせて、猛烈に興奮した。

宍戸さんの声はキュートで、ギターの奏法はエロチックなほどに粘っこい。
「かくも長年にわたりロックにギターが使用されているのはその性的メタファーに起因するのではないか」と思わせるほど、宍戸さんの指使いはセクシーだ。

当時の割礼は、漫画でいうと丸尾末広の世界に近かったかもしれない。
丸尾末広というとどうしてもハードコアかつパンク、あるいはハードコア・パンク、な印象が強いけど、あの無邪気さゆえのグロテスクには、宍戸さんの乾いた歌詞の世界とすっかり剃り落された眉毛に通じる独特の美意識とユーモアを感じる。
いまふと思いついた。

花電車のファースト・アルバム・レコ発ライブ(1988年1月)の対バンが割礼で、エッグプラントで最前列で観た。
これが実に凄まじいサイケ対決だった。
あの夜のイベントは自分のロック体験の原風景になった。
ウォークマンで録音していて、何度聴いたかわからない。

ちょうどその時期の割礼のライブ・アルバムが『LIVE '88』。
c0086766_1984937.jpg


2000年頃に一度だけ宍戸さんにお会いしたことがある。
あれは何のイベントだったのだろう。確か、さねよしいさ子さんもいらっしゃった。
詳細は忘れたが、とにかく宍戸さんのグラスにビールを注がせてもらいながら、自分が如何ほどの割礼ファンかを伝え、宍戸さんは想像どおりシャイな反応をされていた記憶があります。

さて、わたしはかれこれ10年近く愛知県に籍を置いているのだが、いまだに名古屋のことをよくわかっていない。

今池にはいまどき東新宿でも見かけないようなパンクスがいるし、大須には割礼チルドレンのようなサイケデリックな人たちもいる。
鶴舞に行けば毎晩ストレンジなバンドがファンタスティックなライブをやっているし、矢場町のギャラリーではカレーを食べながらノイズを聴くイベントがあったりするらしい。
常滑や半田にもおかしなひとがいっぱいいるようだ(笑)。

父親は大阪市東住吉区の生まれ。母親が台東区浅草生まれ。
自分は間をとって愛知県に骨を埋めることにした。

これからもっともっと地元を開拓していきたいと思っています。



バイバイ
[PR]
by kamekitix | 2014-09-15 19:16 | Diary
9月4日

群馬県にお住まいの会社員の人から「聴いてほしい」と自宅録音された音楽のCD-Rが届いた。
私のような者に託される自主制作のデモ音源はたいてい自己陶酔しきった勘違いパンクか一筆書きみたいなノイズなのだが、この人の音楽は良かった。
歌もかなり巧くて演奏も安定している。オーソドックスなブリティッシュ・ロックへのリスペクトを隠そうとしないところに真摯で誠実な人柄を感じる。
「夏の終わりにこのCD-Rを聴けて良かったです」と返信メールをした。

自転車に乗って伏見通を北上、桜通を東へ。
名古屋市内の自転車の走りやすさは異常だ。
自転車の走行レーンが広くて、ちゃんと往復2車線確保されている。
独身のころ住んでいた東区泉のマンションの前を通って、国道19号沿いの倉庫へ。
膨大な書類が乱雑に積まれた恐ろしい倉庫だ。
平成7年の天白区に関する書類が欲しかったのだが、「これや」と思って開けた箱には昭和48年の緑区の書類が入っていたりする。
会社の長い歴史と、内部統制の甘さを同時に感じる。

代官町の商店街にある中華料理「香蘭」で麻婆飯。
ボリュームのあるランチで有名な喫茶店「ダッカ」でコーヒー。
「アイスコーヒー」って言ってるのに山盛りのポップコーンが出てくるという、名古屋の喫茶店文化を支える過剰サービスも、15年ぶりぐらいに満喫。
かつて遅めの青春をすごした町、名古屋市東区。

栄の事務所に戻って、少しだけ残業して、金山まで自転車。
名鉄で太田川へ帰る。
各駅停車がほぼ貸切状態で、満員電車が苦手な私のためだけに運行してくれているかのような快適さ。
駅前に奥さんが車で迎えに来てくれる。
家まで歩いて10分程なのだが「夜道は危ないので」と言って来てくれる。
(危ないのは自分のほうなのだが)と思うが、毎晩、厚意に甘えている。

Twitterで教えていただいた「しんまち七色ばんど」。


先月Y氏に聞いた話をいまだに反芻している。
エッグプラントのマネージャーで関西パンクスの元締めのような存在だった大先輩。
「亀吉どこにも書いたらあかんで」と言われて実際書けない話ばかりだった。
たいていのバンドを辛口でぶった斬るY氏でさえ「GAUZEは抜群だった」と言ってた。


9月5日

にゃん吉一周忌。



バイバイ
[PR]
by kamekitix | 2014-09-05 00:54 | Diary
豊田道倫の名曲「家族旅行」の歌詞を引用するまでもなく、夏はいつも短い。
逆にいうと他の季節が長い。とくに冬。
「四季」なのだから均等にクォーターで決めよう。政府は何をしているんだ。バカか。
夏は7月-9月。
10月-12月までが秋。
1月-3月が冬。
4月-6月が春。以上が日本の美しい四季です。

8月はいつも短い。
いやそんなことはないな。ちゃんと31日あります。
でもお盆休みとかあるからアッという間に終わっちゃいますね。
会社は9日間夏季休暇でした。
奥さんと近所や栄をデートして楽しかった。いろいろ買いました。
高校野球をネットで観たり。えっ、なんで一塁に投げるの!とか。
ジャンクフードだけで過ごす日を設けたり。
それにしても天気の悪い夏でした。
おもにDVDで映画を観ていた気がする。
あまりたくさんYouTube貼ると重いのですが。


『ドライブイン蒲生』
あらゆる間合いが長くてなんとも気怠い映画。そこが良い。人生は概して間合いが長くて気怠いものだからのう。演出も演技も巧みで、アドリブなのか芝居なのかわからなくなって引き込まれたところに黒川芽以のリアルなセックス・シーンがあって激エロ。何度も挿入されるヤマジカズヒデのギター・インストによるテーマがすべてを象徴している。


『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
サトエリのキュートネスが炸裂。妹の復讐が完遂して赤い封筒がばら撒かれるシーンがエンディングでもよいと思った。偶然、永瀬正敏が死ぬ映画を二本続けて観たことになる。


『サウダーヂ』
これも気怠い郊外の町の物語。ブラジル移民団地、タイからの出稼ぎホステス、地元のヒップホップ・トライブ、派遣の土方、県議、飲料水の会社など、それぞれに生きる人たちの不器用だけど一生懸命な日常が交錯する大作。すごく面白い。登場人物がみんなチャーミング。特にタイから来ているホステス=ミャオちゃんが自室でギター爪弾き歌うシーン泣ける。ネイティヴやコミュニティに帰属することで問題が頻発する中、唯一どこまでも軽快なビンくんの生き方に共感しつつも、失意の果てに演じられる長回しの商店街彷徨シーン、田我流のラスト・シーンなど抱きしめたくなるほど愛しい描写が満載。こんなの二時間ちょっとで一気に観ちゃうのもったいない。半年ぐらいかけてテレビドラマで観たい感じ。


『受取人不明』
キム・ギドク、2001年の出世作。ショッキングな暴力シーンが多い。凄く高い熱量の物語を一気に見せる才覚に感動する。ヒロインのウノクちゃん可愛い。チャングクの死に様は『八つ墓村』『台風クラブ』の名シーンを継承する。


『私立探偵 濱マイク』
永瀬正敏で思い出した12年前のテレビドラマ。調べたらDVD化されていたので楽天で順次レンタル。豪華なキャスティングと大胆な脚本。フィルム撮影なので懐かしくてクール。全12話すべて違う監督、脚本家が担当するという実験ドラマ。第一話から難解で抽象的でアンニュイ。ゲストは菅野美穂、富田靖子、樋口可南子など。発狂した香川照之が病院の池で踊る。これを毎週放送していた2002年の読売テレビは偉大。第六話「名前のない森」でぜんぜんタイプじゃないけど何か気になる顔の女の子が端役で出ていて、クレジットされてる菊地百合子という名で検索したらのちの菊地凛子だった。

ほかには『弓』『ホドロフスキーのDUNE』『リアリティのダンス』『地下鉄のザジ』『もらとりあむタマ子』『キューティー&ボクサー』『豚と軍艦』『鰐』『ワイルド・アニマル』などを観ました。観すぎ。

読書は、なぜか買っていなかった根本敬先生『生きる 2010』に深い感銘を受けました。久しぶりにシュウラク・ジャック先生。んげげ。巻末にひっそりと記されたマディ上原と村崎百郎の名に涙。

あとはキングジョーが貸してくれた『天下り酒場』で原宏一にハマってしまい、『佳代のキッチン』『かつどん協議会』『床下仙人』と立て続けに読みました。
さっき動画を貼った『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の原作も読みました。ついでに本谷有希子『ぜつぼう』も読んだけど......。
西村賢太の小説はどれもだいたい同じで大好き。ラモーンズみたい。デビュー作「けがれなき酒のへど」を収録した『暗渠の宿』をブックオフで。

実はわたし、物語を記憶する脳の側頭連合野に欠損があるらしく、昔からそうなんですけど、どんな映画も小説も半年経つとストーリーをけろりと忘れてしまうので、何度でも楽しめます。

そうでなくともヤン・イクチュン『息もできない』は何度も観てしまう。


さて、プロ野球について。
中日の勝率がどんどん下がっています。
豊橋で藤井がサヨナラホームラン打ったころまではイイ感じだったのですが、お盆以降の急降下でジョイナス政権の昨年の順位さえ下回りそう。
今年の中日はコーチが多すぎないか。
兼任監督が捕手なんだからバッテリーコーチ(達川)いらんやろ。
投手コーチも二人いるし。森繁和も投手コーチみたいなもんでしょ。多すぎる。
辻も長嶋も波留も上田もいてワーワー言ってて、達川がしょーもないトーンでそれを混ぜ返し、谷繁監督が苦笑いしているのをどこかから落合が見てる。そんなチームいやだ。
高齢化の進む選手たちも誰の言うこと聞いていいのかわからなくて、サインミスとか増えてる。
コーチ陣が豪華すぎて谷とか地味な選手がベンチで萎縮しているのが容易に想像できる。
っていうか二軍コーチが手薄じゃないかな。
二軍の選手はみんな「英智さんの言うことよくわかんないっす」とか言ってる気がする。
福田とかぶーちゃんとか堂上兄弟とか森越とか、もうずーっと二軍なんですかね。
誰かがケガしたら仕方なく誰かが一軍入りしてる感じで、なんか二軍で鍛えられて実力で上がってきた、っていう選手がいないような。
5年後の一軍のクリーンアップどうなってるでしょうね。
「周平・平田・古本」になっていればいいですけど。
ちょっと誰かきちんとコーチ陣営の人事考えてー。

豊田道倫『SING A SONG 2』発売記念コンサート、大阪と名古屋に行きました。

大阪はベアーズ。前座で上映会しました。楽しかったです。来てくださったみなさんありがとうございました。
キングジョーが泥酔して周りのお客さんに迷惑かけました。アンコールの「新開地」、いちばんイイところで中断して豊田が怒ったけど、きっとお客さんずっとイライラしてたんだろうな。
昼2時から彼と飲んでいたのは自分なので、ちょっと責任を感じています。すみませんでした。
打ち上げはいつもの難波屋で。話題は主に加藤登紀子のアティテュード。
宿泊は日本橋。心斎橋で泊まる広島の吉田さんとタクシーで帰る。
吉田さんとは2012年のTIFで小桃音まいのステージを観ながら別れて以来の再会でした(笑)。
大森靖子が大阪に向かっているというので「着いたら電話してね」ってメールしたのにスルーされた。きゅるきゅる。

名古屋は御器所なんや。自転車で行って汗だく。夏だ!
いつになく若い女性が多かった。前回に続き1Fで真弓社長の知人の双子娘と豊田想平さんと遊びながら物販。
カンパニー松尾さんが大量買取したという名著「テレクラキャノンボール2013非公式BOOK」を作った山口雅さんはじめアメカル映画祭関係のみなさんと再会。楽しい夜でした。
みんなありがとう。

みーくんありがとう。来年の夏休みは想平さんと三人でスパワールド行きましょう。
[PR]
by kamekitix | 2014-08-31 11:33 | Diary
こないだ大阪の実家でビデオを発見。
1994年9月15日、ベアーズでのイベントです。
特に誰の許可も得ていませんが、アップしたので貼り付けます。
ムービーメーカーでうまくエンコードできず、フリーソフトを使ったら右上にロゴマークが出ちゃいました。

アナル番長


FHC


マグニチュード3


弓場宗治


ウルトラファッカーズ、マキシマム・フレンズ


赤武士


まぐろ


スピードアナル



バイバイ
[PR]
by kamekitix | 2014-06-27 23:08 | Diary
←menu