カテゴリ:Diary( 160 )

わたし47才会社員なので人間ドックをもう12年連続受診していることになる。

大阪、名古屋、東京と複数の医療機関で受けてきたのだが、ここ数年恒例になっている名古屋市昭和区にある健診センターへ今年も行ってきたので克明にレポートしよう。

もし、まだ人間ドックを受けたことがないという若い読者の方がいらっしゃればぜひ参考にしていただきたい。そう思います。



人間ドックの朝は早い。8時集合である。

前日までに二本の容器に大便の採取を済ませ(大便の採取方法についても、その手際を詳しく語りたいのだが今回は割愛する)、問診票の項目を漏れなく記入をしておくことが肝要である。

記入漏れがあると受付で突き返されてロスタイムが生じ、後から来た人に順番を抜かされるという屈辱を味わうことになる。

ちなみにこのセンターは、8時集合と言いつつ実は7時半には開場されていて、来た人が順番に名前を書いて待つ(ファミレス式)。

ちなみに今回、私は7:45に入って四番目だった。



首尾よく受付を済ませると、ロッカーの鍵を渡されて「着替えてこい」ということを言われる。

座敷みたいなロッカー部屋で、用意されている薄い生地のトレーナーに着替えて、受付に戻ると、今度は紙コップを渡されて「そこのトイレで小便を取ってこい」ということを言われる。

そう。小便をするのだ。だから、健診センターに入る前に駅のトイレでおしっこをしてはいけません。

トイレの小窓におしっこ入りカップを置いて、また受付に戻ると、書類を渡され「これを持って右へ歩いてゆけ」ということを言われる。

ここからが本格的なツアーの始まりだ。

これまで私の眼前に現れていたのは、オフィスレディ風の制服を着た若い美女たちだったが、ここからは白衣をまとった人々が対応してくれる。



まず採血コーナー。ナース姿の若い女性が抜いてくれる。



続いて身長体重、血圧、聴力、視力、眼圧、肺活量と測定が一気に進められる。

早い時間帯なのでスタッフのみなさんも「こいつら早めに処理していかんと後がつかえるからな」という感じで猛スピードで各測定が施される。

「役所でたらい回しにされる」などという言葉があるが、人間ドック前半戦ほど社会人があからさまにたらい回しにされる機会はない。

ダサいデザインの薄手のトレーナーを着たおとな達が見事にたらい回しにされている。

ただ、これは正しいたらい回しの舞台であり、受診者は快くスピーディーに回されるべきだ。

「これではたらい回しではないか!」などと怒る人はひとりもいない。



去年、聴力検査のコーナーでパニック発作をおこしかけた。

「小さな密室に入ってヘッドフォンをつけて音が聞こえたらボタンを押す」というやつだが「その部屋に入ってしまうと内側から開けることができないのでは」という強迫観念があって、今回も少し憂鬱だったのだが、よく見ると、いやよく見なくっても思い切り密室のドアの内側に普通にドアノブが付いていて、その気になればいくらでも出れることがわかった。

ぜんぜん怖くない。

この一年、おれは何に怯えていたのだろうか。



肺活量の測定は、受診者のMAX値を引きだすためにスタッフの女性がとても頑張っておられる。

芝居がかった大声で「吸って吸って吸ってー!もっと吸って!もっともっともっと!」「思いっきり吐いてー!まだまだまだー!もーっともっともっと、もっとー!」などと煽ってくれる。

穏便かつ密やかに粛々と進められる他のコーナーと比して、この全館に響き渡るような喧噪は異質だが、彼女のテンションが受診者のモチベーションと肺活量値に大きく影響するのだ。

毎年思うのだが、この肺活量測定を担当するスタッフの技量を競う全国大会はないのだろうか。

あったら見てみたい気もする。



続いて、エコーと呼ばれる超音波カメラによる腹部の撮影。

これが私個人的に最大の難関である。

毎回、胆嚢にポリープが見つかるという事態も一因だが、それ以前に、笑ってしまうのだ。

腹部の皮膚全体に温かいゼリーを塗られ、ローラーが付いてると思われるバーコードリーダーみたいな器具でグリッグリグリグリやられる。

わたくしは生まれつき、おなかを触られるのが苦手で、もう、すぐに笑っちゃうの。感じやすいんだ。

かつてフェラチオの最中に脇腹を触られて身をよじって爆笑してしまい、女の子の顎に膝蹴りを入れてしまったことがあるぐらい、おなか敏感なの。

そんでまたこの施設のエコー担当の先生が無表情な若禿のお兄さんで、とても淡泊なトーンで「息を吸って。止めて。楽にして」とか繰り返すのが、もうおかしくておかしくて(笑)。

人のおなかをありえないぐらいグリグリしといてそのクールネスはなんなの(爆笑)。

しかも、は、は、ハゲとる(爆笑)。

もう、すべてがおかしくってたまらないのですが、若干足をバタバタしたりして、なんとか笑いを堪えた。

胆嚢ポリープが悪化していないことを祈る。



心電図の担当は少し年上のお姉さん。

このお姉さんもプロフェッショナルだ。

心電図と、この後の胃部レントゲンの準備である注射担当を兼務している。

全員に「きれいな写真を撮るために~、一時的に胃の動きを抑える~、筋肉注射~♪」と歌うように言いながら注射をしている。

これ毎日やってるんだから大変な仕事だ。

心電図は寝てるだけなので楽。



胸部レントゲンの担当はクールな美女。

小柄で、髪は茶色のボブ。やけに艶っぽい雰囲気を醸しだす。

「誘ってるのか」と思わせる色っぽい目つきで、いわゆる男好きのするタイプである。

しかし、胸部レントゲンは15秒ぐらいで終わるので、束の間のエロスだ。



さて、最後の演目は、胃のレントゲン。

バリウム飲むやつ。

バリウム飲んで12年。

だんだん慣れてきたものの、やはり嫌なものである。

しかし、年々改良されているのか、以前に比べるとずいぶん飲みやすくなったなあ。

味もなんだかヨーグルトっぽい感じがして、ぜんぜん飲める。

数年前まで「まじでセメント」って感じだったけど、だいぶサラサラ感が増した。

バリウムを飲む前に胃を膨らませるための発泡剤を飲む。

これが苦手だと言う人が多いですよねー。

これを克服するのは難しいのだが、私がアドバイスするとすれば、とにかくスピードを重視してほしい。

猛烈に発泡する顆粒と水を手渡されるのだが、顆粒をなるべく喉の奥に一気に放り込み、一秒も置かず、ほぼ同時に水を飲み、鼻をつまんで息を止める。

ゲップしちゃうと何度でもやり直しさせられるらしいのだが、わたしはまだやり直しさせられたことはない。

バリウムが苦手な人にもちょっとしたコツを伝授しておきたい。

バリウムがきついのは「はーい、それでは一気に飲んでくらさーい」って言われるときなんですね。

でも、実はその前に「まずひとくち飲んでくらさい」って言われる瞬間があるので、そこがチャンス。

ひとくちと言われつつ、けっこうたくさん飲んでしまうのがコツです。

「わいのひとくちはこんなもんやでザパー」みたいな勢いで、意外とたくさん飲んじゃう。

そしたら次に「はーい、それでは(残ってるの全部)一気に飲んでくららーい」って言われたときにちょっとしか残ってないので楽です以上。



バリウムは進化しているが、レントゲン撮影手法自体は旧態依然である。

今回の胃レントゲン担当者がまた秀逸なキャラクターの方で、昔の時代劇に出てくるぬぼーっとした役者さんみたいなルックスに蛭子能収さんのテイストが入ったような実に気の良さそうなおじさんだった。

別室に籠った蛭子さんが台を操作しつつマイクで指示を与えるので、そのとおりに動く。

まず台を水平にされて「右から三回転しろ」ということを言われる。

胃の内壁にバリウムを万遍なく行き渡らせるためであろう。

これがけっこう大変。

水平になった板の上でいきなり三回転。めっちゃバタバタします。童心に帰ります。

あとはもう蛭子さんの独壇場。

「少し右腰をあげろ、いや、ちょっと戻せ」だの「手すりをしっかり持て」と言って台を激しく回転し、ほとんど逆さまになった状態で「膝を使って腰を上げろ」とか無茶なことばかり言う。

5分間ぐらいボアダムズでいうところの「あらゆるアホな体位」を演じたあと、正面立位に戻され、最後は「おなか押しますよー」と言って、バーを起動させ、腹を数回かなり強く押してくる。

微妙に位置をずらして攻撃してくる。

再三申しますが、わたしはおなかが敏感で、ここでも爆笑しそうになって、手をバタバタすると蛭子さんがマイクで「痛いですかー、痛かったら右手をあげてください」と言う。

痛くはないので「大丈夫です」とつぶやいて指でOKサインを出した。

おなか敏感なの困る。



最後に医師による簡単な診察があり、聴診器を当てられたり、首を触られたりする。

ここでもおなかを触られたので今度こそ「おなか苦手なんすよふはははは」と笑うと、おじいさん先生も「じゃあやめときましょう」と笑ってくれて、腹部触診は免除となった。



ということで、90分ほどで全行程を終了し、OL風の受付嬢にロッカーの鍵を返して、センターを出る。



吹上駅へ向かう途中の喫茶店でモーニングを食べる。

これも年に一度の恒例行事である。

「シシリアン」という喫茶店で、スパゲティが有名な老舗のようなのですが、いつも朝10時にしか来ないのでスパゲティを食べたことはありません。



バイバイ
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by kamekitix | 2014-09-25 22:14 | Diary
おれの就活についてなのですけれども、1989年の夏まで「なんらかの教員になる気がする(父親も教師だったし)」などとぼんやり想像する程度だったのだが、秋にふと思い立って説明会とやらに出向いた会社で首尾よく内定をもらい、翌90年春からサラリーマンになった。

高校まで真面目に生きてきた反動で遅まきながら大学生になってから不良を始めた私は、とても毎朝決められた時間に出社したり、会社の上司の指示に従順になったりできないだろうなーと思っていたのだが、簡単に慣れてしまった。

「すごく面白い会社のいちばん楽な部署に配属された」という幸運に因るところが大きかった。

5年間、大阪の本社で大いに遊び、いや修行し、95年5月に突然名古屋への転勤を命じられた。
名古屋でも大いに遊、いや働いたのだが、その話はまたいつか。

実は赴任するまで名古屋の地に足を踏み入れたことが一度もなかった。
「遊びに行きたい」と思っていたところに転勤のオファーがあったので嬉しかった。

名古屋のイメージは割礼とエコエコサイクルズと『中学生日記』。
それから、ガラス玉という名前のバンドのライブを大阪で観ていた。
「名古屋 ガラス玉 バンド」で検索したらJOJO広重さんのブログがヒット。
広重さんも同じライブを観ていたんだなー。

エコエコサイクルズはネオアコ系だったが、割礼やガラス玉はドロドロにサイケデリックで、名古屋の印象を偏ったものにさせていた。

この時期の割礼、大阪ツアーのときは必ず観てた。


ドラムスが止まってしまいそうなほど緩慢なリズム。
SWANSよりも遅いけど、ヘヴィネスを追求しているわけではない。
音像としては裸のラリーズに似ているのかもしれないが、スピリチュアルなアウフヘーベンなどとは無縁だ。

 電話の悪魔と
 バトンガールだったきみ
 夜に弱いきみだから
 遊びは終わったよね
 退屈だったんだよ
 歌なんかうたってさ

 (「電話の悪魔」)

ギター・ボーカルのフロントマン、宍戸幸司さんは長身痩躯の美青年で、歌詞にはだいたい女の子が出てくる。
「ごめんね女の子」というそのまんまのタイトルの名曲もある。

この時期の私は(今もだけど)、「女の子」が大好きだったので、宍戸さんのスタンスに激しく共鳴。
ゆっくりとしたビートの長い曲の終盤で繰り出されるヒリヒリ焼け付く真夏のオレンジ色の陽光みたいなギターソロに、彼が描き出す女の子の姿を重ね合わせて、猛烈に興奮した。

宍戸さんの声はキュートで、ギターの奏法はエロチックなほどに粘っこい。
「かくも長年にわたりロックにギターが使用されているのはその性的メタファーに起因するのではないか」と思わせるほど、宍戸さんの指使いはセクシーだ。

当時の割礼は、漫画でいうと丸尾末広の世界に近かったかもしれない。
丸尾末広というとどうしてもハードコアかつパンク、あるいはハードコア・パンク、な印象が強いけど、あの無邪気さゆえのグロテスクには、宍戸さんの乾いた歌詞の世界とすっかり剃り落された眉毛に通じる独特の美意識とユーモアを感じる。
いまふと思いついた。

花電車のファースト・アルバム・レコ発ライブ(1988年1月)の対バンが割礼で、エッグプラントで最前列で観た。
これが実に凄まじいサイケ対決だった。
あの夜のイベントは自分のロック体験の原風景になった。
ウォークマンで録音していて、何度聴いたかわからない。

ちょうどその時期の割礼のライブ・アルバムが『LIVE '88』。
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2000年頃に一度だけ宍戸さんにお会いしたことがある。
あれは何のイベントだったのだろう。確か、さねよしいさ子さんもいらっしゃった。
詳細は忘れたが、とにかく宍戸さんのグラスにビールを注がせてもらいながら、自分が如何ほどの割礼ファンかを伝え、宍戸さんは想像どおりシャイな反応をされていた記憶があります。

さて、わたしはかれこれ10年近く愛知県に籍を置いているのだが、いまだに名古屋のことをよくわかっていない。

今池にはいまどき東新宿でも見かけないようなパンクスがいるし、大須には割礼チルドレンのようなサイケデリックな人たちもいる。
鶴舞に行けば毎晩ストレンジなバンドがファンタスティックなライブをやっているし、矢場町のギャラリーではカレーを食べながらノイズを聴くイベントがあったりするらしい。
常滑や半田にもおかしなひとがいっぱいいるようだ(笑)。

父親は大阪市東住吉区の生まれ。母親が台東区浅草生まれ。
自分は間をとって愛知県に骨を埋めることにした。

これからもっともっと地元を開拓していきたいと思っています。



バイバイ
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by kamekitix | 2014-09-15 19:16 | Diary
9月4日

群馬県にお住まいの会社員の人から「聴いてほしい」と自宅録音された音楽のCD-Rが届いた。
私のような者に託される自主制作のデモ音源はたいてい自己陶酔しきった勘違いパンクか一筆書きみたいなノイズなのだが、この人の音楽は良かった。
歌もかなり巧くて演奏も安定している。オーソドックスなブリティッシュ・ロックへのリスペクトを隠そうとしないところに真摯で誠実な人柄を感じる。
「夏の終わりにこのCD-Rを聴けて良かったです」と返信メールをした。

自転車に乗って伏見通を北上、桜通を東へ。
名古屋市内の自転車の走りやすさは異常だ。
自転車の走行レーンが広くて、ちゃんと往復2車線確保されている。
独身のころ住んでいた東区泉のマンションの前を通って、国道19号沿いの倉庫へ。
膨大な書類が乱雑に積まれた恐ろしい倉庫だ。
平成7年の天白区に関する書類が欲しかったのだが、「これや」と思って開けた箱には昭和48年の緑区の書類が入っていたりする。
会社の長い歴史と、内部統制の甘さを同時に感じる。

代官町の商店街にある中華料理「香蘭」で麻婆飯。
ボリュームのあるランチで有名な喫茶店「ダッカ」でコーヒー。
「アイスコーヒー」って言ってるのに山盛りのポップコーンが出てくるという、名古屋の喫茶店文化を支える過剰サービスも、15年ぶりぐらいに満喫。
かつて遅めの青春をすごした町、名古屋市東区。

栄の事務所に戻って、少しだけ残業して、金山まで自転車。
名鉄で太田川へ帰る。
各駅停車がほぼ貸切状態で、満員電車が苦手な私のためだけに運行してくれているかのような快適さ。
駅前に奥さんが車で迎えに来てくれる。
家まで歩いて10分程なのだが「夜道は危ないので」と言って来てくれる。
(危ないのは自分のほうなのだが)と思うが、毎晩、厚意に甘えている。

Twitterで教えていただいた「しんまち七色ばんど」。


先月Y氏に聞いた話をいまだに反芻している。
エッグプラントのマネージャーで関西パンクスの元締めのような存在だった大先輩。
「亀吉どこにも書いたらあかんで」と言われて実際書けない話ばかりだった。
たいていのバンドを辛口でぶった斬るY氏でさえ「GAUZEは抜群だった」と言ってた。


9月5日

にゃん吉一周忌。



バイバイ
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by kamekitix | 2014-09-05 00:54 | Diary
豊田道倫の名曲「家族旅行」の歌詞を引用するまでもなく、夏はいつも短い。
逆にいうと他の季節が長い。とくに冬。
「四季」なのだから均等にクォーターで決めよう。政府は何をしているんだ。バカか。
夏は7月-9月。
10月-12月までが秋。
1月-3月が冬。
4月-6月が春。以上が日本の美しい四季です。

8月はいつも短い。
いやそんなことはないな。ちゃんと31日あります。
でもお盆休みとかあるからアッという間に終わっちゃいますね。
会社は9日間夏季休暇でした。
奥さんと近所や栄をデートして楽しかった。いろいろ買いました。
高校野球をネットで観たり。えっ、なんで一塁に投げるの!とか。
ジャンクフードだけで過ごす日を設けたり。
それにしても天気の悪い夏でした。
おもにDVDで映画を観ていた気がする。
あまりたくさんYouTube貼ると重いのですが。


『ドライブイン蒲生』
あらゆる間合いが長くてなんとも気怠い映画。そこが良い。人生は概して間合いが長くて気怠いものだからのう。演出も演技も巧みで、アドリブなのか芝居なのかわからなくなって引き込まれたところに黒川芽以のリアルなセックス・シーンがあって激エロ。何度も挿入されるヤマジカズヒデのギター・インストによるテーマがすべてを象徴している。


『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
サトエリのキュートネスが炸裂。妹の復讐が完遂して赤い封筒がばら撒かれるシーンがエンディングでもよいと思った。偶然、永瀬正敏が死ぬ映画を二本続けて観たことになる。


『サウダーヂ』
これも気怠い郊外の町の物語。ブラジル移民団地、タイからの出稼ぎホステス、地元のヒップホップ・トライブ、派遣の土方、県議、飲料水の会社など、それぞれに生きる人たちの不器用だけど一生懸命な日常が交錯する大作。すごく面白い。登場人物がみんなチャーミング。特にタイから来ているホステス=ミャオちゃんが自室でギター爪弾き歌うシーン泣ける。ネイティヴやコミュニティに帰属することで問題が頻発する中、唯一どこまでも軽快なビンくんの生き方に共感しつつも、失意の果てに演じられる長回しの商店街彷徨シーン、田我流のラスト・シーンなど抱きしめたくなるほど愛しい描写が満載。こんなの二時間ちょっとで一気に観ちゃうのもったいない。半年ぐらいかけてテレビドラマで観たい感じ。


『受取人不明』
キム・ギドク、2001年の出世作。ショッキングな暴力シーンが多い。凄く高い熱量の物語を一気に見せる才覚に感動する。ヒロインのウノクちゃん可愛い。チャングクの死に様は『八つ墓村』『台風クラブ』の名シーンを継承する。


『私立探偵 濱マイク』
永瀬正敏で思い出した12年前のテレビドラマ。調べたらDVD化されていたので楽天で順次レンタル。豪華なキャスティングと大胆な脚本。フィルム撮影なので懐かしくてクール。全12話すべて違う監督、脚本家が担当するという実験ドラマ。第一話から難解で抽象的でアンニュイ。ゲストは菅野美穂、富田靖子、樋口可南子など。発狂した香川照之が病院の池で踊る。これを毎週放送していた2002年の読売テレビは偉大。第六話「名前のない森」でぜんぜんタイプじゃないけど何か気になる顔の女の子が端役で出ていて、クレジットされてる菊地百合子という名で検索したらのちの菊地凛子だった。

ほかには『弓』『ホドロフスキーのDUNE』『リアリティのダンス』『地下鉄のザジ』『もらとりあむタマ子』『キューティー&ボクサー』『豚と軍艦』『鰐』『ワイルド・アニマル』などを観ました。観すぎ。

読書は、なぜか買っていなかった根本敬先生『生きる 2010』に深い感銘を受けました。久しぶりにシュウラク・ジャック先生。んげげ。巻末にひっそりと記されたマディ上原と村崎百郎の名に涙。

あとはキングジョーが貸してくれた『天下り酒場』で原宏一にハマってしまい、『佳代のキッチン』『かつどん協議会』『床下仙人』と立て続けに読みました。
さっき動画を貼った『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の原作も読みました。ついでに本谷有希子『ぜつぼう』も読んだけど......。
西村賢太の小説はどれもだいたい同じで大好き。ラモーンズみたい。デビュー作「けがれなき酒のへど」を収録した『暗渠の宿』をブックオフで。

実はわたし、物語を記憶する脳の側頭連合野に欠損があるらしく、昔からそうなんですけど、どんな映画も小説も半年経つとストーリーをけろりと忘れてしまうので、何度でも楽しめます。

そうでなくともヤン・イクチュン『息もできない』は何度も観てしまう。


さて、プロ野球について。
中日の勝率がどんどん下がっています。
豊橋で藤井がサヨナラホームラン打ったころまではイイ感じだったのですが、お盆以降の急降下でジョイナス政権の昨年の順位さえ下回りそう。
今年の中日はコーチが多すぎないか。
兼任監督が捕手なんだからバッテリーコーチ(達川)いらんやろ。
投手コーチも二人いるし。森繁和も投手コーチみたいなもんでしょ。多すぎる。
辻も長嶋も波留も上田もいてワーワー言ってて、達川がしょーもないトーンでそれを混ぜ返し、谷繁監督が苦笑いしているのをどこかから落合が見てる。そんなチームいやだ。
高齢化の進む選手たちも誰の言うこと聞いていいのかわからなくて、サインミスとか増えてる。
コーチ陣が豪華すぎて谷とか地味な選手がベンチで萎縮しているのが容易に想像できる。
っていうか二軍コーチが手薄じゃないかな。
二軍の選手はみんな「英智さんの言うことよくわかんないっす」とか言ってる気がする。
福田とかぶーちゃんとか堂上兄弟とか森越とか、もうずーっと二軍なんですかね。
誰かがケガしたら仕方なく誰かが一軍入りしてる感じで、なんか二軍で鍛えられて実力で上がってきた、っていう選手がいないような。
5年後の一軍のクリーンアップどうなってるでしょうね。
「周平・平田・古本」になっていればいいですけど。
ちょっと誰かきちんとコーチ陣営の人事考えてー。

豊田道倫『SING A SONG 2』発売記念コンサート、大阪と名古屋に行きました。

大阪はベアーズ。前座で上映会しました。楽しかったです。来てくださったみなさんありがとうございました。
キングジョーが泥酔して周りのお客さんに迷惑かけました。アンコールの「新開地」、いちばんイイところで中断して豊田が怒ったけど、きっとお客さんずっとイライラしてたんだろうな。
昼2時から彼と飲んでいたのは自分なので、ちょっと責任を感じています。すみませんでした。
打ち上げはいつもの難波屋で。話題は主に加藤登紀子のアティテュード。
宿泊は日本橋。心斎橋で泊まる広島の吉田さんとタクシーで帰る。
吉田さんとは2012年のTIFで小桃音まいのステージを観ながら別れて以来の再会でした(笑)。
大森靖子が大阪に向かっているというので「着いたら電話してね」ってメールしたのにスルーされた。きゅるきゅる。

名古屋は御器所なんや。自転車で行って汗だく。夏だ!
いつになく若い女性が多かった。前回に続き1Fで真弓社長の知人の双子娘と豊田想平さんと遊びながら物販。
カンパニー松尾さんが大量買取したという名著「テレクラキャノンボール2013非公式BOOK」を作った山口雅さんはじめアメカル映画祭関係のみなさんと再会。楽しい夜でした。
みんなありがとう。

みーくんありがとう。来年の夏休みは想平さんと三人でスパワールド行きましょう。
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by kamekitix | 2014-08-31 11:33 | Diary
こないだ大阪の実家でビデオを発見。
1994年9月15日、ベアーズでのイベントです。
特に誰の許可も得ていませんが、アップしたので貼り付けます。
ムービーメーカーでうまくエンコードできず、フリーソフトを使ったら右上にロゴマークが出ちゃいました。

アナル番長


FHC


マグニチュード3


弓場宗治


ウルトラファッカーズ、マキシマム・フレンズ


赤武士


まぐろ


スピードアナル



バイバイ
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by kamekitix | 2014-06-27 23:08 | Diary
1999年のこと。

ある夜突然電話がかかってきて、ハイテンションな女性が「亀吉さんの掲示板を作っていいですか!」と言った。
当時私は雑誌に連載をもつライターで、記事にはたいてい住所や電話番号を公開していたので、いたずら電話には慣れていたのだが、この女性はどうやら熱狂的な亀吉ファンらしく、とにかく「掲示板を作りたい」と熱弁をふるった。
ぼちぼちインターネットが本格的に普及しはじめた時期で私もパソコンを買ったばかりだった。
「掲示板って何ですか」と訊いたのを今も覚えている。

女性は長澤彩さんといって五反田に住む若いママさんだった。
ハンドルは「ジル」「あやまま」。
「亀吉掲示板」と題されたBBSは2ちゃんねるへの果敢な直リンクなどが奏功してアクセスが増え、当時私が雑誌に書いていた乱暴な悪文への批判を中心に私信と罵詈雑言が交錯するカオス状態となった。ネット・リテラシーなどという言葉が一般化する以前のあのころ特有のスリルに満ちたサイトで、今でいう「炎上」がほぼ常態だった。
その魅力は別冊宝島460「インターネットの怪談」に詳しく載っていて、彩さんのインタビューも収録されている。
「亀吉掲示板」で知り合った友人は数えきれないほど多く、彩さんがいなければ、00年以降の私の人脈は随分貧相なものだっただろう。
彩さんは恩人だ。

毎晩チャットしている時期もあったし、たくさんライブを観に行ったし、自分が主催するイベントにも必ず来てくれる親友だった。
会社の後輩たちと彩さんのご家族で熱海へ一泊旅行したこともあった。

聡明で頭の回転が早く、エネルギッシュでよく喋り、日本人離れしたキュートな美貌で、いつもチャーミングな人だった。

2014年6月18日、彩さんが亡くなった。

四年以上に及ぶ闘病中にも何度か食事会をした。
そのたびに娘さんがどんどん面白く成長していて、可愛くて楽しくて、みんなで笑った。
老舗のイタリアンに飽きてきて、その次はわざと日曜昼の混雑する五反田のサイゼリヤへ大勢で行ったりした。不動前のホームの待合室で三人で電車を待っていたのも、つい先日のことのように思い出せる。
私が名古屋へ戻ることになったときには六本木ヒルズの梅蘭で美味しい焼きそばをごちそうしてくれた。
そのあと、アサヒラさんと三人で恵比寿の喫茶銀座で別れたのが最後になってしまった。2012年12月。

葬儀は教会で行われた。
牧師さんがなんか適当な水みたいなやつを棺にかけたりしてる間、私はイエス様のいうこととは関係なく「彩ちゃんありがとう」と心の中で何回も繰り返した。
棺の中の彩さんは出会った頃のように美しかった。
妹さんが最後のメイクをしたそうだ。

彩ちゃんみたいなポジティヴな人でも、死ぬんだ。
そう考えると、死ぬのが怖くなくなってきた。

大好きな人たちが亡くなっていくと、もうあの世とこの世の区別がどうでもよくなってくる。
彩ちゃんはあの世で新しいBBSを作っているかもしれないし、きっとそこには弓場宗治が熱心に投稿しているだろう。馬場育三さんも時々書き込むだろう。にゃん吉も長澤家の犬のジルもその世にいる。
私はこの世で、それらを「非表示」にしているだけだ。



バイバイ
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by kamekitix | 2014-06-23 23:56 | Diary
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【1】

2014年4月27日 16:08 松本 拓也 :

Especiaマネージャー
清水様

はじめまして。
私は愛知県在住の会社員で松本と申します。
かねてよりEspeciaの楽曲を愛聴しており、名古屋でEspeciaのイベントを開催できればと思い、誠に突然ですが企画のご提案で、初めてご連絡申し上げます。
勝手ながら下記のような概要を構想しております。

===========================
『Especiaワンマン@名古屋K.Dハポン』
日程候補:2014年8月10日(日)、8月16日(土)、9月15日(祝)、9月23日(祝)のいずれか
時間:18:00開場、19:00開演
会場:K.Dハポン(名古屋市中区千代田5丁目12-7)
    http://kdjapon.jimdo.com/
チケット販売額:2,000円
ご出演料:15万円(交通費込)
※ご宿泊必要な場合は名古屋市内でホテルを手配し、費用を当方で別途負担します。
※ご出演料について請求書、支払調書などの発行はありません。
===========================

今回のアルバム発売に合わせて名古屋へのプロモーション・ツアーが決まっているかも、と思いながらご連絡する次第ですが、もしご興味お持ちいただけるようであればご返信くだされば幸甚でございます。

なお、会場に予定している「K.Dハポン」はJR高架下の木造の建物で、2F席を含めてもスタンディング70-80名程度で満員という感じのキャパシティです。
http://kdjapon.jimdo.com/%E5%BA%97%E5%86%85%E8%A6%8B%E5%8F%96%E3%82%8A%E5%9B%B3/
人気に比して小さな会場ですが、Especiaの皆さんならではの距離感(オーディエンスを巻き込む感じ)で盛り上がるのにはちょうど良いと考えます。

突然のご連絡、誠に恐縮ですが、ぜひご検討の程よろしくお願い申し上げます。


松本亀吉
kamekitix@gmail.com
携帯電話:09099454811
https://twitter.com/kamekitix
http://kamekitix.exblog.jp/


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【2】

2014年4月30日 11:04 松本 拓也 :

清水様

先日『Especiaワンマン@名古屋K.Dハポン』という企画をメールした松本です。

お忙しいときにメールをお送りしてしまい、また唐突な内容で不躾でございました、失礼いたしました。

補足と自己紹介を兼ねて追伸させていただきます。

私は長年USENというBGM配信業者に勤めている会社員でございますが、15年ほど前から松本亀吉という筆名でライターとして雑誌に文章を書いておりました。
最近は****という別名で**********や******の取材などでガール・ポップについて「******」を中心に書かせていただいております。
Especiaについては昨年「****」というサイトで記事を書かせていただきました(下記リンクご参照ください)。
http://****
また、大阪でペシストとしてクラブ・イベントなどしていた****こと****くんや最近DJとして共演させていただいているイラストレーターの******などが私の後輩にあたります。

簡単ですが、私の、これまでの主なイベント主催歴を記させていただきます。

■『カメキチ・ミュージック・フェア』(東京/DOMMUNE/2011)
 出演:****************

■『こんがりおんがく祭』(東京/DOMMUNE/2010)
 出演:****************

■『スカム・セレブ2』(東京/HOME/2010)
 出演:****************

■ミニコミ『溺死ジャーナル』リリース・パーティ(名古屋/K.Dハポン/2008)
 出演:****************

■CD『OSAKA ROMANCE OUT』リリース・パーティ(大阪/nu things/2007)
 出演:****************

■『スカム・セレブ』(大阪/ブリッジ/2002)
 出演:****************

■定期イベント『亀吉にいちばん近い島』(大阪、東京、名古屋/2000-2002)

■大阪なんばベアーズにて主催ライブ多数(1993-1999)

このたび会場として予定している「K.Dハポン」は小さなハコですが、かつて********や昨年は****などがワンマンを行っており、名古屋サブカル界では名門と呼ぶべき店です。
ぜひ実現したく、ご検討の程よろしくお願い申し上げます。


松本亀吉
kamekitix@gmail.com
携帯電話:09099454811


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【3】

From: 松本 拓也
日付: 2014年5月26日 16:58
件名: 【お詫びとお願い】Especia、ライブ・オファーについて。

ご担当者様

こんにちは。
先月『Especiaワンマン@名古屋K.Dハポン』という企画をお送りしていた者です。

こちらからお願いしておいて申し訳ないのですが、今回の企画を取り下げさせていただきたくご連絡申し上げます。
理由は開催日程をキープしていた会場のブッキングに影響が出た為です。

アルバムのリリースとプロモーション・イベント、ワンマンライブ等々、おそらく結成以来もっともお忙しいだろう時期に連絡してしまった上、このような報告となってしまい、誠に申し訳ありません。

「名古屋のペシストさんを集めてK.Dハポンという面白い構造の店で夏のEspeciaを観たい!」というごく個人的な希望だけでオファーしてしまい、そのタイミングが軽率だったと反省しております。

最初にメールした4月27日から一ヵ月、一度もご返信いただけなかったので今回の決断に至りました。

当方を「メリットのあるイベンター」と認識していただけたなら、いかにご多忙とはいえ、何らかご一報くださったはずです。

電話番号もお伝えしていたのに、これだけの期間放置されたことは「私のオファーがビジネスと見なされていない」と判断せざるをえず、たいへん残念ですが、企画を白紙にさせていただきます。

このたびは、申し訳ございませんでした。
明日のアルバム発売をとても楽しみにしております。

松本亀吉
09099454811

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by kamekitix | 2014-06-07 15:13 | Diary
春になると神経が高ぶるのかなーんか知らんけど、先々週、歯医者で猛烈な動悸がして歯石除去作業を中断していただき「途中で帰る」という事案が発生した。でもまた別に虫歯がありそうな気がしていて歯医者に通うことは不可避だと思われる。パニック発作が出るようになって10年ぐらい薬を飲んでいるが、そろそろ本気で治療する気力を出してみようかなと思う。でないともう今みたいな神経の尖り具合だと一生歯医者に行けないし、そうでなくてもこの時期電車が辛い。車もきつい。エレベーターも怖い。飛行機なんか絶対乗れないし、空港に行くまでの高速道路が無理。なんだかちょっぴり人生損している気がする。数年前まで全然気にも留めなかった人間ドックの聴覚を調べる密室が一昨年ぐらいから怖くて「あーおれのパニック障害は悪化してるな」と自覚している。半年以上先に予定している人間ドックの聴覚検査のほんの1分ほどの時間に恐怖を予知して心臓をバクバクさせているなんて異常だ。だから投薬を続けつつWikipediaに載ってた広場恐怖の暴露反応妨害法(暴露療法)というのを徐々にやっていこう。要するに怖いところへ進んで出向くという行動療法だ。とりあえず今電車は各駅停車にしか乗れないのだが、そこをあえて準急に乗ってみよう。その次は急行。来週の歯医者の予約(歯石除去の続き)もとても行きたくないけど行こう。もうどうでもいいわ、おれの人生なんて。乗ります特急乗ったるわ満員の。どこへでも行きます。歯医者の診察台で死ねたら本望だよ。パニック発作で死んだ人なんていないんでしょ。おれが最初に死んでやろうじゃないの。腹式呼吸にも努めます。

バイバイ


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by kamekitix | 2014-04-22 00:25 | Diary
昨夜は楽しかったです!
BGMはこんな感じでした!

Dorian - Lost Seasons
ピラニア軍団 - 死んだがナ
スカート - 返信
リンダ3世 - Brazilian Rhyme
矢野有美 - 夏への手紙
The Cure - In Between Days
Especia - YA・ME・TE!
Monsoon - Ever So Lonely
ゆるめるモ! - SWEET ESCAPE
Solmania - Sunshine Overdoze
Mathieu, Stephan And Ehlers, Ekkehard - Vinnie's Theme
Melody's Echo Chamber - Some Time Alone, Alone
Melody's Echo Chamber - Bisou Magique
大貫妙子 - Wander Lust
カヒミ・カリィ - One Thousand 20th Century Chairs
木村カエラ - リルラ リルハ
Letting Up Despite Great Faults - Photograph Shakes
Especia - 海辺のサティ
RAVOLTA - Sky
ライムベリー - We did it
tricot - おちゃんせんすぅす
真鍋ちえみ - ハートがピッピッ
The Pastels - Check My Heart
中谷美紀 - my best of love
岡田有希子 - ファースト・デイト
Qlair - 素直な疑問符
佐野元春 - インディビジュアリスト
リンダ3世 - 愛犬アンソニー
HOSOME - Venetian Acrobat Son
HOSOME - ロンパリ・エキサイティング
HOSOME - Twenty Samurai (In Cuba High Dance)
Negicco - イミシン☆かもだけど
lyrical school - PARADE
渡辺満里奈 - 星降る島にて
Melody's Echo Chamber - Be Proud Of Your Kids
RAH Band - Perfumed Garden

またできるといいな~

バイバイ
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by kamekitix | 2014-04-06 14:05 | Diary
今いちど冷静にフィギュアスケートを見直してほしい。半裸の若い娘たちがあんなに脚を広げ股間を見せつけながらカメラに迫ってくる姿を放送してもいいのでしょうか。スポーツ以前に児童ポルノ法的に問題はないのでしょうか。大陰唇見えてますよね。「大陰唇など見えてない」「見えたとしても問題ではない」と言う人は事象の本質から目をそむけている。

だいたい冬季オリンピックの競技は滑りやすい場所で行われているようなので危険だなあと思う。スポーツはもう少し暖かい地方で、しっかりとした滑りにくい地面でやったほうが公正だと思うよ。あんなツルツル滑りやすいところで走ったり飛び跳ねたりしたらケガをするに決まってる。モーグルとかいうスキーのやつを少し見たけどとにかく「膝をガクガクさせながら雪山を滑り降りてくる行為」にしか見えなかった。時折ジャンプして回転したりするがだいたいみんな同じ感じで優劣を判断しにくいし滑り降りきる時間も似たり寄ったりだ。競技としての魅力を感じない者にとって、あれ(モーグル)は「膝を悪くすること」以外に何の目的もない行為。どいつもこいつも次から次へと膝ガクガクしやがって。寒そうだし。

フィギュアの話に戻りますが、あんな適当なルールのスポーツだかダンスだかわからない愚昧な集団営為になんの疑いもなくあたりまえのようにドラマ性を見出して涙したりする人たちを見ると「共同幻想って凄いなー」と思う。「あの場面で何回回転したのが凄い」とか「諦めないで最後までチャレンジする姿が素晴らしい」とか言ってる人たちの精神は低劣であり、品性や知性がワンランク下の愚民であるということをハッキリ言っておきたい。世界中の人がこの意見に反論したとしても、おれは「いや、でも、大陰唇見えてますよね」で論破できると思っている。


「新卒採用の会社説明会の受付で学生さんが取りやすいように配布資料を重ねておいてあげる」というホスピタリティ溢れる仕事をしながらふと気づいた。おれ、この作業、24年連続やってる。これはもう鉄人の領域で昭和の偉人に例えれば野球の衣笠、相撲なら大潮レベルなのではないか。なんでもかんでも昭和のスポーツ選手に例えちゃうこと自体が齢を重ねた証であるといえよう。「みなさんが生まれる前からこの会社にいます」などというセリフを言う日が来るとは。

こんなおじさんでも学生さんに会うのは楽しくて、先日も「いちばんよく聴くのはホワイトハウスです」と言うノイズ好きの子がいて驚いた。内定が出た学生さんの面談もしているのだが実に大人びた賢い子が多くて刺激的で面白い。大学3年生で「プライドをもって働きたい」なんて言えるのがすごいなー。


岐阜県の支店に勤めてる大先輩が研修で名古屋に来ていた。これまであまり話したことなかったのだが、最近Facebookを始めらしく、休憩時間に「松本さん豊中出身なんやね。ぼくもそうやねん」と話しかけてくれた。どうやら音楽の話をしたかったらしく「スティーリー・ダンが好きって書いてたやんか。『エイジャ』とか? 『ガウチョ』とか? ぼくはハードロックが好きやけど、レコードはなんでもたくさん買ってたよ。東通に”LPコーナー”っていう店があって」。うわー懐かしい、ぼくもよく行ってましたよ、と言うと、先輩は「かれこれ40年前の話やねえ」と言うから、その長い歳月を表す語感に少しギョっとした。でも、よく考えたら自分がLPコーナーに行ってたのも30年前だから、そんなに驚くことではない。2月26日で47才になりました。2ちゃんねるに残存する亀吉スレに「お誕生日おめでとうございます」って書き込んでくれた人、4年連続ありがとうございます。

796 :伝説の名無しさん:2011/02/26(土) 20:55:39.26
お誕生日おめでとうございます

822 :伝説の名無しさん:2012/02/26(日) 13:34:09.56
お誕生日おめでとうございます

843 :伝説の名無しさん:2013/02/26(火) 15:42:24.75
お誕生日おめでとうございます

847 :伝説の名無しさん:2014/02/26(水) 10:38:36.47
お誕生日おめでとうございます

バイバイ
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by kamekitix | 2014-02-28 03:08 | Diary
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