<   2010年 04月 ( 5 )   > この月の画像一覧

「すばらしい」「すばらしすぎる」という言葉をTwitterで連発するライターさんがいて、まあTwitterだから許されるのかなーと思いつつ、書き手としてのサービス精神を疑ってしまう。ぼくは「『すばらしい』以外の言葉で『素晴らしさ』を表現するのがライターの仕事だ」と考える。

安田謙一さんの久しぶりの単行本が出版された。『CDジャーナル』での連載をまとめた『ステレオ!これがロック漫筆VOL.1 ロックンロールストーブリーグ』。安田さんの専売特許たる「ロック漫筆」の神髄が、辻井タカヒロさんの絶妙なタイトル・イラスト、四コマ漫画とのセットで2ページ見開き。96編収録という怒涛の内容。すばらしい。すばらしすぎる。いや、この素晴らしさを「すばらしい」以外の言葉で仔細に伝えたい。

こないだMarkこと加藤麻季さんのブログのコメント欄で少し議論めいたやりとりがあったのだが、ぼくはそこで偉そうに「自分は単純に"人々に音楽の良さを伝えるライター"などではありたくない」と書いたのですね。加藤さんは聡明なので、ぼくのコメントの真意を察して「松本さんはいろいろやりたいことがあるのでしょうね。今度お会いしたときにたっぷり話しましょう☆彡」と優しいレスをくれた。

ぼくは自ら「音楽ライター」と名乗ったことはない。「ライターをやっています」と言ったことはあるかも知れないが、それはきっとバーとかキャバクラとか(ほとんど行ったことありませんが)で、偶然隣に座った行きずりの他人に対して、説明するのが面倒臭くて適当に「副業でライターやってます」と言う程度なのだ。

安田さんは肩書をロック漫筆あるいはロック漫筆家で統一されているが、正しい意味で「音楽ライター」と呼ばれるべき数少ない存在だと思う。

一般に音楽ライターと呼ばれる人たちには「レビュー」と称した商業音楽についての適当な補足説明の為に新しい専門用語のストックを増やして使い回してるだけの薄っぺらな書き手が多く、それは本質的な意味では「音楽ライター」ではなく「広告ライター」に近い。

安田さんが「ロック漫筆」と呼ぶ自らのエンターテイメント。それは彼の圧倒的なロックへの愛情と積年の博識を柱にしたディスク・ガイドであり(さっきからぼくの指と目は、この本とYouTubeを行ったり来たりしている)、また安田謙一という神戸のおっちゃんの人柄に触れる温かいエッセーでもあり、漫談のテキストとしても秀逸だ。目次だけでも吹き出して笑ってしまった。

安田さんには「アホなことを」と言われるだろうが、これはアートなのだ。ぼくもそうありたい、と思って文章を書いてきたのだった。忘れてた。そうそう、これこれ、この感じ。忘れてた。Mark加藤さんが看破している「松本さんのやりたいこと」って、この感じなんですよ。つまり、音楽を媒介にして、音楽と等価の、あるいはそれ以上のエンターテイメントを作りだす人だけが初めて「音楽ライター」と呼ばれるべきなのだ。違うかい。違わない。おれ、それ目指してる。

ぼくの自慢は2003年の安田さんの単著『ピントがボケる音』に2ヶ所も登場させてもらっていることなのですが、今回の『ロックンロールストーブリーグ』にも登場しているのを発見。しかも、ちょっとかっこいい登場で松本人志と並び賞される光栄っぷりです。ご一緒した宴席やライブの出来事についての記述も多くて(連載が始まった2002年は逆瀬川ポセイドンズ結成年でもあり、よくお会いしていた時期でありました)、とても懐かしく、個人的にも嬉しい本となりました。

安田さん、辻井さん、『CDジャーナル』の皆さん、ありがとうございます。
ぼくにも何か書かせて下さい。
[PR]
by kamekitix | 2010-04-24 20:04 | Review
『WEDNESDAY_EVEのダンス・フロア・キラー』
■2010/04/29@日本橋R/H/B

open/start 18:00
charge 1000円(1drink付)

LIVE:
WEDNESDAY_EVE
・松元隆ソロ(from灰皿、REspiraR))
and More...

DJ:
・p*(Groovitation)
・DJサンドウ (SANDOU RECORDS)
・キングジョー(D.F.K)

■大阪・日本橋 R/H/B
大阪市中央区日本橋1-8-16 第2真幸地下1F 
TEL:06-6484-3901
http://sound.jp/rhb/

ここまでやる気ないフライヤーもあんまり無いでしょう?
10分で描いたよー♪
c0086766_2250448.jpg

[PR]
by kamekitix | 2010-04-24 14:51 | Information
この子すごいですねあゆみちゃん。歌うまい。簡単に陥落。泣きました。

たぶん90年頃のアイちゃん+ジョン・ゾーン+灰野さん+クリスチャン・マークレー。

そして、09年のアイちゃん+ジョン・ゾーン。アイちゃん、声はおばちゃんみたいになってる☆

この曲さいきん有線でずっとかかってる。大ネタですね。好きです。BENNIE Kを超える衝撃。
[PR]
by kamekitix | 2010-04-20 23:27 | Diary
「DJ末期ガン」という名前が鮮烈だったコツリさんが9日に逝去。
亡くなる前日まで、ツイートが実に軽やかだった。
まったく面識ないのですが、おれも重病に罹ったら小釣さんみたいに軽快に闘いたいです。

東海市の家にいるとiTunesでなくステレオでCDを聞きたくなるのだ。
そしてCD棚は90年代で時間が止まってしまっているので、今日もBECKとかBen WattとかBLACK SHEEPとか(主にB欄を見ていた)を聴きながら、会社の仕事を少し。
猫たちとサッカー。
ソファでお昼寝グー。
妻とケーキ。

MALCOLM MCLARENの訃報。彼がSEX PISTOLSのパトロンでなければパンクは77年の流行だけで終わっていたかもしれないし、『DUCK ROCK』が無ければ「ヒップホップ」は市民権を獲得しなかったかもしれない。偉大なプロデューサーのソロ作は概してつまらないものが多いが『DUCK ROCK』のエキスはおれみたいな極東の小市民の骨髄にさえ染み込んでいるし、アフリカからニューヨークへ戻る途中に日本に立ち寄ったみたいな感じのアルバム『FANS』の「MADAM BUTTERFLY」も大好きです。


おまえらがWebに書く文章がどれもいちいち下らなくて、面白くないのはなぜか。『溺死ジャーナル2010』で検証します。覚悟しとけよド素人が。
[PR]
by kamekitix | 2010-04-11 19:17 | Diary
Twitterもたまには便利なもので今夜昆虫キッズのライブがあることを昼に知る 。
下北沢だがあえて三軒茶屋から歩いてみました 。
茶沢通り好きです 。

昆虫キッズは本当に素晴らしい 。
なんだろう 。
スマッシング・パンプキンズに匹敵します 。
こんな凄いロックバンドを目の前でほぼ独占状態で全景見れるのが不思議 。
なんでこんな小さなイベントに出ているのか 。
もっとバーンとでかいホールで儲けていってほしい 。

でも今夜のTHREEという店は不思議な造りでこれはこれで面白かったです 。

デジカメ持ってなかったのが残念 。

携帯で撮った画像がこちら 。
c0086766_274866.jpg


クマコーはなぜこんなに面白い写真を取れるのだろう 。→『昆虫観察日誌』
天才だなあ 。

今日びっくりしたこと 。
クマコーに「ジャージ・メンって何ですか」と言われた 。
ぼくが学生のときにやってたバンドです 。
ペパーランド関係の文献に記載があったそうです 。
15年ぶりぐらいに「ジャージ・メン」という言葉を聞いて驚きました 。
[PR]
by kamekitix | 2010-04-03 02:12 | Diary
←menu