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2010亀吉さんのベストディスク20だよ。
誰に頼まれた訳でもないが、発表します。
しかもカウントダウン式でな。

■20位
Manual『Drowned In Light』
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今年もおれの主な情報源はタワレコ『bounce』か御茶ノ水「ジャニス」だった。この作品はジャニスで偶然出会ったドラッギーでミニマルなインスト。ベーシックなリズム・トラックのチープさはクレプスキュール的。ギターはヴィニ・ライリーみたい。リバーブ、ディレーの乱反射具合は爽やかなコクトー・ツインズって感じ。懐かしくも最新型の、タイトル通り、溺死系サウンド。




■19位 
MiChi「「All about the Girls-いいじゃんか Party People-」
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禁断の大ネタ=スキャットマン・ジョンのサンプリング。発情し切った赤裸々な歌詞。あまりの大胆さに一度で二回耳を疑う名曲。アゲアゲの極致。賛否両論あったようだが、おれはこの曲はレコード大賞を獲ると思ってたけどね。こういうスポーツっぽいセックス観は日本では認められないのだろうか。もっと演歌っぽいレディコミっぽい下品さがないと売れないのかな。




■18位 
Pagtas『Poi』
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脱力パンクの女神=パグタスがトリオ編成で復活。いつまでもスカム・アイドルだと思っていたら本格的にロック・アイドルになっていたPagtas(りっちゃん)のキュートすぎるボーカルに戦慄。ガール・ポップの未来はAira Mitsukiではなく、ロックの狂気は神聖かまってちゃんでなく、どちらも坂田律子の手の中にある。




■17位 
RISA HIRAKO『CANNONBALL』
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まぁボサーッとしたエレクトロ歌謡で適当にフックが効いているのでまぁ普通に良い曲というか何か「ネナ・チェリーのアルバムに入ってたつまらない曲」程度のイメージしかないが、とにかく10年ぶりに平子理沙が歌ったという事実と、その声質の変わらなさを記念して乾杯。唯一の日本語詩「Take Me」のありえない舌の巻きっぷりに歓喜。




■16位 
Neon Indian『Psychic Chasms』
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一曲目「Deadbeat Summer」のiTunesでの再生回数が30超えてました。よく聴きました。グローファイとかチルウエーヴとかいう言葉があるみたいだけど、確かに宅録のニューウエーヴって感じ。ツボを押さえてて気持ち良いんだけど、どこかダサい。逆位相でトリップ。これは「かっこいいチェリーナイツ」みたいな音楽だと思う。




■15位 
コントラリーパレード『ファンファーレ』
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期待のコンパレがアルバム・デビューしたのも今年だった。大阪出身の男女混成バンド。スピッツのスピリッツをよりスピッツっぽくしたような清楚かつ少しひねくれたポップス。しかるべき筋でちゃんと売れてほしいバンド。とにかくメンバーが全員可愛いのら。




■14位 
昆虫キッズ『text』
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昆虫キッズも全員可愛いのら。今年最も多くライブを観たバンドだと思う。しかるべき筋でちゃんと売れてほしい。引き出しの多さと粗暴さのバランス感が素晴らしい。っていうかロックって元来そういうもんだよね。ごく真っ当な、在るべき姿のロック・バンド。昆虫繋がりでスカート、麓健一などを知る。ジョンのサンのアルバムは来年出るのだろうか。




■13位 
少女時代「Gee」
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夏に『CDジャーナル』でアイドルについて書かせていただいたときに触れた少女時代。その音楽性や戦略についてはみなさんご存知のとおり。それより『CDジャーナル』。「日本唯一の総合音楽情報誌」というキャッチに違わぬ凄い雑誌です。GIRL NEXT DOORとトリスタン・ミュライユと彩冷えるをまったく等価に捉えて並列に扱うという博愛に感服。目から鱗。




■12位 
スマイレージ「オトナになるって難しい!!!」
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今年は久しぶりにアイドル・ポップスに目覚めた年だった。きっかけは『デアデビル』のブログに貼られていたこの曲のPV。かつて「モーニング娘。専属ライター」として中野サンプラザの楽屋で平家みちよにビール注いでもらいながら故福田一郎先生の訓話をつんくと並んで拝聴したことが自慢の私にも関わらず、恥ずかしながらまったく知りませんでした。スマイレージとの出会いから今年の音楽鑑賞はやや熱く偏ったものになっていく。




■11位 
KISSES『The Heart Of The Nightlife』
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DRUMSとかKISSESとかGIRLSとかアホみたいに簡単な名前のバンドが最近多いですね。でも好きですよ。昔はTHE BANDなんてアホな名前のバンドもありましたからね。KISSESもグローファイと呼ばれるキラキラしたチープ・エレクトロで、意外と歌い上げる系。80'sコンシャスな視点が40代キラー。青春っぽくてスイートな、リアルに充実した中年(リア中)の為の音楽。




■10位 
石野卓球『CRUISE』
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今年は根本敬先生や佐藤薫など80年代のカルトヒーローが(主にDOMMUNEで)健在ぶりをアピールした年だった。卓球が嬉しそうに根本先生と抱き合っている写真をTwitterで見たぞ。それにしても『人生解毒波止場』(幻冬舎文庫)の解説に書いてあった、村崎百郎殺害犯に対する根本先生の対応が凄い。上品/下品、モラル/インモラルを超越した、究極の愛。卓球の新譜も唯我独尊テクノ愛に満ちた、あ、ラブパレードが無くなったのも今年でしたね。




■9位 
PAN SONIC『Gravitoni』
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硬質なノイズを耳が欲するのは、貧血のときに身体が鉄分を求めるようなもので、とは言え毎日TGやWHITEHOUSEを聴くのも精神衛生上あまり良くなくて(TGのピーターが亡くなったのも今年でした)定期的にPAN SONIC的なものを聴いてきたのだが、なんとPAN SONIC解散。ラスト・アルバムもじんわり摂取すべき亜鉛のような必須ミネラル・サウンドで爽快。オーガニック仕込みのOval、やけに芝居がかったHOLY FUCKと共によく聴きました。




■8位 
モノポリーズ『ようのび』
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音楽の流行の周期が20年ならば、たまと上々颱風とフリッパーズ・ギターとジッタリン・ジンの魅力を足して割ったようなモノポリーズが今年か来年あたり紅白に出てもおかしくないのだが。この麗しきグルーヴと機微に富んだ歌詞の健康を、愛知/三重の往復だけにしておくのは惜しい。みんなでモノポリーズ『ようのび』を聴こう。今日おれが言いたいのはそれだけ。その楽曲の普遍性を証明するラスト「名づけのコンチェルト」に驚愕。




■7位 
オシリペンペンズ『NEW ME』
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発する言葉とバンドのフォームあるいはメンバー自身に対して常に真摯であること。モノポリーズとオシリペンペンズに共通することだと思う。新レーベルを立ち上げてのペンペンズの新作は揺るぎなき自信と強烈なオリジナリティに支えられた愛の、しかし、いろんな意味で反逆の一枚。11月25日、DOMMUNEでのペンペンズは本当に凄かった。あれを超える経験はたぶん向こう10年、ない。




■6位 
イルリメ『360°SOUNDS』
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凶悪なまでにクールなダンサビリティに特化したトラックメーカーとしての瞬発力全開。ライムは気恥ずかしいほどポジティブ。圧倒的にストレートなストロング・スタイルのラッパーとしてのプライド。泣けるし踊れる稀有なる才能。ギター弾き語り歌手として、そして来年は文筆にも注力して、さらに守備範囲を広げそうなイルリメこと鴨田潤。夏の終わりに並木橋「山頭火」でラーメン食った思い出ありがとう。




■5位 
WASHED OUT『Life of Leisure』
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お盆休みに名古屋パルコで奥さんの買い物を待っててタワレコでボーッと試聴したCD。最初ちょっと驚いた。何か間違っていると思った。基本的に80'sテイストなニュー・ウエーヴ風味のポップスなのだが、イコライザーのボタンを延々と手動でオン/オフしてるみたいな、不思議なエコー。符割を無視したディレーのかかり具合は水中にいるみたい。真夏に出会った納涼グルーヴはmexican summerというレーベルから出た六曲入のミニ・アルバム。完全にハマりました。




■4位 
DEERHUNTER『Halcyon Digest』 
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去年の今頃からずっと。ほとんど毎日聴いているDEERHUNTER。不思議なバンドだ。不思議な、とか、浮遊感のある、とか、そういうバンドばかり聴いていた気がするなぁ。もう中年だから頭がぼんやりしてきたのだろう。コード展開、音色のチョイス、ボーカリストの声質、音の定位。すべてにおいて他のバンドにない愛しさを感じるのは何故だろう。別にDinosaur JrでもYo La Tengoでも良いはずなんだけど。なぜDEERHUNTERは特別なのだろう。




■3位 
ももいろクローバー「ピンキージョーンズ」
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週末ヒロインももクロちゃんはスターダストという大手プロダクションが仕掛けている打倒AKBの急先鋒部隊で、軟体を生かした複雑な体位のジャンプや拒食症としか思えない痩せっぷりなどで常に話題を絶やさないが、秋に出たこのシングルの楽曲自体が相当ブッ壊れている。COALTAR OF THE DEEPERSのNARASAKIによる作/編曲。無国籍&糞アッパー。伏線張りまくりな歌詞との複合的/相乗的な構築美。18年前、BOREDOMSが提唱した「ポップ・タタリ」の神髄が今ここに復元。キチガイと言っても過言ではないだろう。




■2位 
豊田道倫『飲みくらべEP』
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春から連発されたEPシリーズの一枚。これは彼のキャリア上おそらく最も脱力的な弾き語り宅録(若干のトイ・サウンド入り)2曲と、ドラマー=久下惠生さんとのデュオの白熱ライブテイク4曲という落差の激しい編集盤。98年のメジャー盤『実験の夜、発見の朝』の再発で、あのナイフのように尖っていた頃の作品に再び注目が集まる中、この12年間の豊田が決してスピードを緩めていなかったことが、居合みたいな久下さんとの4曲で明らかになる。と同時に、体型が変わった理由も表題曲で明らかになる。




■1位 
Tomato n' Pine「キャプテンは君だ!」
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さきほどスマイレージとの出会いがアイドル熱に火を点けた旨を書いたが、昨年から火種はあった。それはTomato n' Pineと南波志帆だった。どちらも複数の雑誌でいろいろ書いたのでもうくどくど書きませんが、ダウンロード配信による楽曲に慣れない世代のおれは「キャプテンは君だ!」のCD発売が嬉しかった。そして、これが今年のダントツ一位です。小池唯が可愛いからじゃないんです。楽曲のクオリティが圧倒的だからです。この曲を聴いた後、何でもいいからAKBの曲を聴いてみて下さい。きっと「何と表層的で深みの無い歌詞。平板で不細工な作曲。ありきたりでその場しのぎの編曲。こんなものが音楽と呼べるだろうか。いや、呼べないね!!!」と思うことでしょう。あと、小池唯、可愛すぎるだろ。とにかく「キャプテンは君だ!」が一位です。
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by kamekitix | 2010-12-26 01:34 | Diary
宣伝だよ。
パラダイス・ガラージ『実験の夜、発見の朝』が再発されました。
98年に発売された、彼の唯一のメジャー盤です。
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リマスタリングで、当時の貴重な映像を集めたDVD(カンパニー松尾さん)、関係者のインタビューを収録したブックレット(岡村詩野さん)付きです。
DVDもブックレットもとにかく濃い内容で、これはオリジナルを持っている人にとってもマスト・アイテムです。
宣伝でした。
いやー、ほんとに面白いですよ。
私はブックレットの冒頭でレコーディング探訪記を書いています。DVDにも声で参加しています(笑)。
宣伝でした。
いやー、これ凄いです。

Quick Japanの連載、もう13年ぐらいやっていますけれども、今回はいままでやってそうでやってなかった企画をしてみました。
誰に頼まれた訳でもないのですが「おれの好きな女の子ランキング50」を書いています。
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あ、奥さんが永遠に1位なんですが、ですから、そうですね、正確には「奥さん以外におれの好きな女の子ランキング50」、いや、なんだろう、奥さん以外に好きな女の子なんていないんで、だから、いわば「奥さん以外でおれの嫌いな女の子ランキング50」、違うな、何でしょうね、とにかく、いつになく反応が大きいので、しばらくこの路線でいこうかと思っています。

以上、宣伝でした。

会社では、若干ドラスティックなことがいろいろありますが、前向きにとらえて頑張ってまいりましょう。
また、急に冷え込んでまいりました。皆様、お風邪など召されませんように、湯冷めなどされませんように、もう寝て下さい。
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by kamekitix | 2010-12-16 00:01 | Diary
名古屋の会社で大変お世話になった寺崎さんを偲ぶ飲み会に参加。
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ほんとにいろいろお世話になった。
最後の武闘派が11月に亡くなったのは、なんだかうちの会社にとっても象徴的なような気がする。
いろんなことを教えてもらったし、どんなときもそばにいてくれた。
直属の部下ではなかったおれでさえそんなふうに思うのだから、教え子だった連中の喪失感は計り知れない。
お通夜や葬儀の様子を詳しく聞いた。
みんな号泣だったそうだ。
おれが後悔しているのは、通夜に行けなくて寺ちゃんに義理を欠いたことではなくて(寺ちゃんはきっと「亀吉はそんなやつだ」と笑っているはず)、寺ちゃんを慕う、懐かしい元同僚がたくさん来ていたのに会えなかったことだ。
この気持ち、きっと寺ちゃんならわかってもらえるだろう。すみません。

あべのぼるさんが亡くなって、豊田道倫くんがブログに書いていたことを思い出した。
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AZUMIさんから電話で、昨日のあべのぼるさんの告別式の様子など聞く。
「あべちゃん、死んでから皆の心に行き来出来るようなったから、豊田くんも心強いやろ」と言ってくれる。
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これは霊魂とか、そういう下らない話ではない。
死んだ人の記憶は、生き残った我々の心を自由に往来することができる。
その人を思い出すことで、彼らは生き続ける。
「もう会うことはできないが、思い出すことはいつでもできる」。
悲しい別れがあると、いつもそう思うし、何回でもブログに書く。

寺ちゃん、ありがとう。
あなたのことは、きっと死ぬまでに何千回も思い出すよ。


Soweluがエロいことに…。

佐々木希の新曲を断固支持。白痴系。

こないだDOMMUNEでカコイくんに会って「BACK DROP BOMBに加入しました」と言ってて驚いた。
なんというか実にハマるべきバンドにハマったね。
いろいろあったけど、頑張れカコイくん。

ニャン吉さん、元気です。
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冬の休日が暮れていきます。
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by kamekitix | 2010-12-06 23:04 | Diary
12月になりましたので冬ですね。
でも、そんなに寒くないですね。
みなさん風邪ひかれませんように。
おなか痛くなりませんように。

こないだ日曜日『EXTRAVE!!!』というイベントを見に、吉祥寺へ行きました。

とても楽しかったですよ。

■ぱすぽ☆
美形揃いで楽曲も良いです。良質なロック。本気でAKBを倒そうとする勢いを感じました。
どうにも「アルファベット3つ数字2つ」のユニットに興味が沸かない私にとって、勇気づけられる存在。
ぱすぽ☆には気概を感じる。頑張ってほしいです。
突然だがBON BON BLANCOどうしてるかなー、と思いました。

■Negicco
ねぎっこ。
可愛くも不遜なMCでおれの隣にいた子は「あいつぶん殴りてー」と笑ってました。
Perfumeの影響を感じる客いじりでしたが、アイドル然とした衣装でスタイルが良くて、おじさんはかえでちゃんの脚ばかり見ていました。

■Tomato n'Pine
遂に降臨した女神=小池唯の可愛さは異常。
おれの隣にいた子は「これはやばい」と言ってました。実際ヤバイぐらい美しかった。
「えっ、何これ?」と思うぐらい可愛かった。
曲もやっぱり素晴らしくて「POP SONG 2 U」のリミックスではダイブしそうになりました。
「POP SONG 2 U」って画面に映し出されたときにはFLAMING LIPSのライブぐらい高揚しました。たぶん。
USTREAMに当日の全編が上がってますね。
http://www.ustream.tv/recorded/11136311

■東京女子流
一名が盲腸の疑いで欠席。
キレーなんだよね、顔が。というか、新井ひとみの顔が。
ルックスの完成度と身長の低さのギャップに衝撃。
しかし、こちとらトマパイを見たばかりなので、曲はいまいちピンと来ませんでした。
いろんな意味で無理が生じそうな懸念を感じる。
真の意味でGIRL NEXT DOORにならないことを祈ります。

吉田豪さんとお会いして、いろんな方を紹介して下さった。感謝。
agehaspringsの方ともごあいさつ。
めちゃクールなデザインのトマパイTシャツをいただいちゃった。
バッジは自分で買いました。
豪さんにくっついているといろんなものを貰えることがわかった。

Negiccoのみなさんともお話し。
Negicco、めちゃくちゃ良い子たち。
Negiccoを応援する義理が、USENの社員としてあるようだ。

帰ってから気づいたけどせっかく予約して交換券郵送してもらったトマパイのサイン入りステッカーを会場でもらうのわすれたー。
でもいただいたTシャツがめちゃくちゃカッコイイので、もういいです。
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by kamekitix | 2010-12-02 00:32 | Diary
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