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そろそろライムベリーについて真剣に考えたい。

まず、ライムベリーをご存知ない方は、現在発売中の『BUBKA』7月号の115ページの宇賀なつみちゃんの胸チラ写真を見た後に、126ページを開いていただきたい。宇賀なつみちゃんはとても可愛いが、本稿には関係がないので、それについては触れない。

ライムベリーとは、エアリーズという芸能プロダクションが運営するアイドル・ユニット=usa☆usa少女倶楽部から派生した四人組である。

私がライムベリーを初めて見たのは、昨年11月26日、恵比寿リキッドルームでの『GIRLs-RockPop stadium』というイベントだった。その日、赤坂でJK21のライヴを観てたらMCで「この後リキッドルームに移動してイベントに出ます」と言っていたので、お馴染みアクト21の竹田社長に「リキッドって何のイベントですか? ぼく、近くに住んでるので行きたい」と言うと「小桃音まいさんとか出るイベントですよ、来て来て」とおっしゃって下さったので、JK21目当てで向かったのであった。なんだかたくさんのアイドル・グループが出演していたのだが、そこでライムベリーに出会った。

眼鏡をかけた長身の少女が登場して「うぃーす。……ポチっとな」と言って卓上の機材のスタートボタンを押すと、およそアイドル・イベントには似合わない洒脱かつシャープなビートが鳴り出した。何だ、これは。大胆なサンプリング、圧倒的にファンキーなチョイス。ARRESTED DEVELOPMENTとか思い出して驚いていてると、元気な女の子が三人飛び出してきて、ものすごい勢いでラップを始めた。それがすげーかっこよかったのだ。ラップっていっても、今ふうの下品なR&B(リズムでもブルースでもないやつ)みたいな、超適当なサビメロの後に四小節ぐらいフニャフニャ言ってるような、そういうラップじゃない。どうもさっきから喩えが古くなって恐縮ですが、スチャダラパー『スチャダラ大作戦』を初めて聴いたときのような衝撃。まぁ、とにかくカッコよくて、可愛くて、ここまでダンサブルなアイドル・グループは見たことがないなといたく感激したのだった。MCで「このステージが終わった後、ロビーで物販をやりますので来てくださーい」と言っていたので、終わるやいなやホールを出ると、アイドルカレッジの南千紗登ちゃんが二十歳の誕生日だったのでロビーはハッピーバースデー・ムードに包まれていた。何なんだ。おれは何をしに来たんだろう。JK21を見に来て、ライムベリーの物販に向かって、全然知らない人たちとアイカレのちぃちゃんの誕生日を祝っている。おかしい。カオスなロビーの一角にようやくライムベリーのテーブルを見つけて、お兄さんに「ライムベリーの音源がほしい」と言うと「いや、まだ無いんですよ」と元気に言われた。何故あれほどハイクオリティな音楽がまだパッケージングされていないのだろうか。信じられない。よく聞くと「ライムベリーは今月結成されたばかりで、まだライブ3回目なんです」とのこと。物販というのはメンバーとチェキを撮るチケットを売るという意味だったらしい。それにしても3回目のライブであの完成度とは。たぶんビートルズの3回目のライブもこんな感じだったのだろう。

年明け以降、スケジュールの合う限り、ライムベリーのライブに行くことにした。主に渋谷TAKE OFF 7か四谷ライブインマジックだ。いつ観てもすこぶるキャッチーでぴょんぴょん踊ってしまう。四人のキャラクターも際立っている。いちばんしっかり者のMC MIRIが時々ミスして舌を出す悔しそうな顔が可愛い。ライミングが異常に冴えるMC HIMEが小さな身体で決めまくるヒップホップダンスが可愛い。ちょっとおっとりした雰囲気のMC YUKAの笑顔がめちゃくちゃ可愛い。黙々と機材を操作するDJ HIKARUはBOREDOMSでいうゴッドママのような存在。何とも見飽きることがない。同時にusa☆usa少女倶楽部のステージでは四人とも純正アイドルとして活動していて、そのギャップも魅力的だ。ライムベリーでは徹底的にクールなHIKARUがusa☆usaで聴かせる歌唱は素晴らしく、声質もキュートで、信岡ひかるのタレントとしての身体能力、適応力の高さを感じる。

去年の11月に「出てなきゃおかしいでしょ」とまで言ってしまったライムベリーの音源が遂に7月にリリースされる。リリックも含めトラックのすべてを制作しているE-TICKET PRODUCTIONのインタビューが『BUBKA』に載っているが、さんぴんキャンプやLBネイションを通過している人らしく、信頼感のある内容だった。絶妙な押韻のリリックはめちゃくちゃキュート。巧妙でトリッキーなパンチラインが描きだす押し付けがましくないポジティヴネス。完璧だ。

もはやライムベリーはアイドルという枠に収まっていなくてもいいように思う。スチャダラパーとツアーをすれば良いのではないだろうか。この夏、レコ発フリーライブをタワレコ新宿店だけでも七回、それ以外にもアイドル横丁祭とかTIFとかたくさんのステージが待っている。心配なのは、ライブやりすぎて彼女たちがラップに飽きてしまうのではないかという点だけだ。なにせ中二と中三だからなぁ。ちょっと心配だ。夏休みの宿題もあるだろうしなぁ。

勉強もがんばれ、ライムベリー!!!

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発売日:2012年07月11日
レーベル:Aries Records
規格品番:ARIES-0003
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by kamekitix | 2012-06-18 00:41 | Diary
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